海外市場を意識する23年春夏物
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plusTSIホールディングスグループで、アウトドアブランド「アンドワンダー」を製造・販売するアンドワンダーが、海外販売を強化している。ニューヨークのショールームと契約し、22年秋冬物から北米エリアの開拓を進める。ブランドの公式サイトの認知を高め、越境ECの比率も高める。23年春夏物では海外市場を意識し、ブルーや黄色などを差し色に採用。キャンプ用品ではテントを売り出す。
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アンドワンダーの海外売り上げは、全体の50%近くを占めるが、これまではヨーロッパ市場が中心だった。販売エリアを拡大していく一環で、メンズファッションに強いニューヨークのショールームと契約。北米エリアを開拓していく。
越境ECも強化する。現状ではEC売り上げの10~15%程度のシェアしかないが、宣伝を強めてオフィシャルサイトの認知を高め、その比率を高める。
海外市場向けに商品戦略も修正する。これまではグレーなど、落ち着いた色を使うことが多かったが、「目を引くような色みを求められた」(池内啓太執行役員デザイナー)ため、23年春夏物ではブルーや黄色など差し色を入れた。
22年春夏から始めたキャンプ用品では、トータル提案をするため、アイテムの拡大に挑む。23年春夏にはテントや寝袋、ハンモックなどを新たに投入する。
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