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YouTube、「Lofi Girl」の人気動画を削除したことを謝罪

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study toとchill to、2本の動画に対し、著作権侵害の虚偽申し立てが行われた。

By Samantha Cole Translated By Ai Nakayama TOKYO, JP

SCREENSHOT VIA YOUTUBE
SCREENSHOT VIA YOUTUBE

YouTubeは、ユーザーによる著作権侵害の虚偽の申し立てを受け、2本の人気音楽ストリーミング動画を削除した。

2022年7月10日、Lofi Girl(ローファイ ガール)チャンネルはTwitterで、配信していた動画が削除されたこと、そして著作権侵害の警告という、YouTubeからクリエイターに対するもっとも厳しい制裁を科されたことを発表。この警告を複数回受けると、チャンネルが永久に凍結される。

Lofi Girlのツイートに掲載された削除報告のスクリーンショットによれば、著作権侵害の申し立ては「FMC Music Sdn Bhd Malaysia」により行われた。

7月11日の朝の時点で「lofi hip hop radio - beats to relax/study to」と「beats to sleep/chill to」はまだ復活しておらず、画面には「こちらのライブストリーミング動画は使用できません」というエラーが表示されていた。だが、7月13日についに復活したようだ。この2本は合計7億9734万1997回の再生回数を誇る動画だ。YouTube側は同日Twitterで、申し立ての不正利用により誤って動画を削除したことを認めた。この7年でインターネットを使ったことがあるひとであれば、誰もがこの「ローファイ・ヒップホップ・ガール」を知っているはずだ。YouTubeでもっとも長期間配信されている動画のひとつで、視聴者は机で真剣に勉強する女の子の部屋を眺める。彼女が着けている大きなヘッドホンからは、視聴者が聴いているのと同じ歌詞のない、ローファイでダウンテンポのドラム&ジャズビートが流れている設定だ。勉強するときやリラックスしたいときに流すのにぴったりのサウンドである。この女の子はいわゆる〈ボディダブリング〉という、他人のそばで各々のタスクに集中することで、静かに作業を完了させることができるというテクニックの代表例だ。このチャンネルはもともと、フランス人ミュージシャン、ディミトリ(Dmitri)が2015年に〈ChilledCow〉の名で公開したもので、2021年に〈Lofi Girl〉とリブランディングされた。

このチャンネルが著作権侵害の虚偽の申し立てで削除されたのは今回が初めてではない。2020年、YouTubeはプラットフォームの利用規約に反しているとして、今回同様同チャンネルを削除した(それが誤りだったこともTwitterで認めている)。また、同チャンネルの開設当初はアニメ『耳をすませば』の月島雫が机に向かうループGIFを使用していたが、2017年にスタジオジブリから著作権侵害の申し立てがなされ、YouTubeによりチャンネルが削除された。その後、少しデザインを変えたオリジナルイラストに差し替え、現在まで使われている。  

長年にわたり、Lofi Hip Hopガールはコスプレネタとして死ぬほどこすられ、数えきれないほどのハロウィーンコスチュームにインスピレーションを与えてきた。今回削除された2本の動画内でのコメントではユーザーたちが削除を嘆き、「早く寝て忘れたいことがあったときにこの動画に助けられて感謝してる」「終わりじゃないことを祈る。YouTube文化においてマジで超重要な役割を担っている動画だから」などと、これらの動画がいかに日々の生活に欠かせないかを語っている。

YouTubeのツイートによると、誤って削除された動画が復活するには最大で48時間かかる場合があるそうだ。

著作権侵害の警告システムは、YouTubeにおいて長らく問題となっている。虚偽の申し立てを行い、チャンネル復活のために金銭の支払いを強要する手口も横行している。

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