シタテルがバンタンデザイン研究所と連携、世界目指す人材育成を支援

　クラウドサービスを中心とした衣服生産のプラットフォーム事業を運営するシタテル（熊本市）はバンタン（東京）が運営する、ファッション、ヘアメイクなどの専門校「バンタンデザイン研究所」の特別進級クラス「X-SEED」（エクシード）と連携し、ファッション業界の未来を作る人材育成を支援する。

　エクシードはバンタンデザイン研究所の中でも、世界デビューを目指すブランドのための特別進級クラス。業界のプロが講師を務め、自身のデザインやクリエーションをブラッシュアップするとともに、独立のために必要な素材の仕入れ、生産やセールス、PRなどの知識を身に着ける。

　今回、生徒が独立して、ブランドを拡大する際の実務におけるカリキュラムを強化するため、バンタンデザイン研究所とシタテルが組み、人材の育成に取り組む。連携によって、在学中に「シタテルクラウド」を活用してもらうことで、二つの効果が見込まれる。

　一つ目はサンプル生産、量産体制の構築。条件に合うサプライヤーとシタテルクラウド上で出合うことができる。アイテムのサンプル生産・量産ができる体制を生徒の間に構築することで、学校を卒業しブランドを立ち上げ、拡大する際に直面することが多い障壁を可能な限り、取り除くことができる。

　二つ目に実務の経験や商流の理解促進。シタテルクラウドを利用することで、アイテムの生産における実務や商流を学ぶことができる。また、同社の担当者によるサポートもあるため、操作方法はもちろん、生産時におけるサプライヤーとの進め方のポイントを理解し、不明点は解消しながらブランドの立ち上げ、拡大に向けた準備を積むことが可能となる。

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