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秋冬の主役の筆頭「ツイード」の歴史 シャネルとの関係とは?

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  秋冬になるとつい手に取りたくなる素材のひとつにツイードがあります。ツイードはスコットランド発祥の毛織物で、手で紡いだ太く粗い羊毛を平織や綾織で仕上げた分厚い織物のこと。昨今ではウール(羊毛)以外でも節のある糸でざっくりと織った厚手の織物を総称してツイードと呼びますが、本来は機能性や耐久性に優れ、古くから愛されてきた歴史ある素材です。そのツイード素材に脚光を当て、シックな素材であると世に知らしめらのはシャネルのデザイナーであるココ・シャネルこと、ガブリエル・シャネルその人でした。今回は、ツイードの歴史から、シャネルとの関係性、長く着るためのポイントなどをまとめます。

ツイードの歴史

 ツイードの発祥は18世紀後半のイギリス・スコットランド。雨が多く寒い地方ならではの過酷な環境下で着込むのに最適な素材として、地元の農家が羊から採取したウールを紡ぎ、染めて織ったことが始まりです。当時は農作業や狩猟時といった作業着的な衣類に用いられ、保温性はもとより耐久性と洗うほどに体に馴染む点がスコットランドの気候にぴったりでした。現代でこそ機械織のツイード紡毛地までを含めてツイードと称しますが、そもそもはスコットランドでスコッチ種羊毛を原料染めし、手紡ぎの太い糸にして手織り機で織り上げたものだけがツイードでした。

ツイードの種類

 ツイードには様々な種類があります。同じくスコットランド発祥のタータンもそうですが、チェックの柄によって起源や格式が異なり、軍隊が用いるブラックウォッチや英国王室が身につけるロイヤルスチュアートなどが有名です。日本で特にお馴染みなのは「ハリスツイード」。スコットランドのアウター・ヘブリディーズ諸島発祥で、最高級品質を誇るツイードの代名詞的存在です。その他にも「ドニゴールツイード(ドネガルツイード)」や「シェットランドツイード」などの種類があります。それぞれのツイードの特徴については、過去記事を参考にしてください。

ツイードの魅力とは?

 保温性や保湿性に優れ暖か。シックにもカジュアルにも着こなせるなど、ツイードの良さを挙げるとキリがありません。ただ何よりも魅力的なのは「長く愛用できる」ことに尽きるのではないでしょうか。中にはツイードをデニムのようだと表現する人もいますが、その真意は「着込むほどに味わいが増す」ことにあります。ツイード発祥のスコットランドでは作業着的に着られていたこともあり、手を入れながら長年愛用することでどんどん風合いが良くなります。そのため代々受け継がれているツイード製品も珍しくなく、洒落者ほど真新しいものよりも年季を感じさせるツイードを好むそうです。

Image by agcreativelab – stock.adobe.com

シャネルとの関係性

 “一生ものの服“と考えたときに、女性の多くはシャネルジャケットやシャネルスーツを思い浮かべませんか?今なおツイードパターンはシャネルのアイコンであり、衣類のみならずアイシャドウといった化粧品にまでツイードを象ったアイテムが毎シーズンのように登場します。前述したようにシャネルによってツイードは作業着からシックな生地という認識になり、華やかなファンシーツイードが女性の間で広まるきっかけとなりました。では改めて、シャネルとツイードの関係を紐解いていきましょう。そもそもシャネルの原点はスーツ。時は第一次大戦の頃、女性の社会進出に相応しい存在としてデザインされ、体を締め付けず動きやすく、かつ女性らしさもある服として世に出ました。ファンシーツイードで直線的かつ構造的に仕上げ、随所に軽く動きやすい仕掛けを施したスーツは人気を博し、現代に至るまで世界中の女性の憧れとなっています。なお、今やシャネルのマスターピースであるジャケットやスーツ、ときにはバッグに用いられるファンシーツイードは、1912年にイギリスで創業された「リントン・ツイード社」のもの。ガブリエル・シャネルが愛した元祖シャネルツイードのメーカーとしても有名で、現在も革新的で美しいファンシーヤーンの組み合わせで独創的なツイードを生み出し、多くのデザイナーから支持されています。

長く着るためのポイント

 ツイードは一生もの。それどころか世代を超え受け継ぐことができる素材なので、お気に入りを手に入れたらケアをしながら長く着るのが本来の在り方です。特に今回紹介したツイードはどれも高品質なので、袖を通すごとに着る人の体に馴染み、しっくりと寄り添うような存在となります。ツイードを用いた製品はアウターやスーツが中心のため、Tシャツのように1度着たら洗う種類の服ではありません。そのため普段は着用後にブラシで汚れを落とすのが鉄則。ブラシはコシが強く凹凸のある生地に向いている豚毛製がおすすめですが、ファンシーツイードやシェットランドツイードはデリケートゆえ、豚毛でもよりしなやかな白豚毛が適しています。ブラッシングの際は最初に軽く繊維の流れと逆方向にブラシをかけ、表面の埃を浮かせた後に再度繊維の流れに沿ってブラシをするのが手順です。ツイードは糸と糸の間に埃が入りやすいので、お手入れで最重要視すべきはこのブラッシング。ブラシで汚れを落としたら陰干しし、湿気を取ってからクローゼットに仕舞ってください。なお、ツイードは水に濡れると風合いを損なうことから水洗いは避け、クリーニングに出す場合は必ずドライクリーニングを指定しましょう。

今年らしい取り入れ方

 毎年秋冬シーズンになるとツイードがランウェイにも登場しますが、ツイードはどちらかといえばクラシックな素材。そのためコンサバになりすぎると敬遠しがちですが、今季のキーワードは「ツイードのカジュアルダウン」です。人気継続中のオーバーサイズのツイードジャケットの袖をラフに捲ってチノやデニムを合わせる、レディライクなジャケットをカーゴパンツでドレスダウンし足元はハイヒールでブラッシュアップなど、相反する素材を合わせるのがセオリー。どちらかといえばツイード本来の作業着感覚の取り入れ方が正解です。とはいえ、やはりアウターは敷居が高いと感じるなら、バッグやシューズでツイードをプラス。この場合でもカジュアルな装いにあえてトラッドなツイードを合わせることで、アンバランスな野暮ったかわいいを意識するのがポイントです。

 ツイード。北風の吹く季節はこの素材がどうにも恋しくなります。マニッシュにもフェミニンにも着こなせ、かつクラシカルで叙情的。こういった素材こそ長く愛用し、経年変化を楽しむためにあるのだと思います。

TEXT:横田愛子

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