伊勢丹新宿店が、1月2日からスタートする「新春祭」キャンペーンの概要を発表した。コロナを経て「クリアランスセール以外を目的に来店される方が増えている」（広報担当者）という傾向から、今回は人気の「ととのう2023 伊勢丹サウナ館（以下、伊勢丹サウナ館）」の規模を拡大して実施するほか、アートの企画や1点物を中心とした夢企画を充実させるという。

　前回の伊勢丹サウナ館は、会場の面積が本館6階催事場のうち3分の2ほどの規模だったが、今回は催事場の全面積に拡大して開催する。「ととのい」をテーマに掲げ、参加するサウナ施設やブランドは前回から約10ブランドを追加し、50以上にのぼる。前回も好評だったオリジナルグッズやクリエイターとのコラボグッズのアイテム数を増やし、現地でしか手に入らないサウナ施設とのコラボグッズにも力を入れたという。サウナハットでは伊勢丹を象徴するタータンチェック柄をあしらったウール素材の商品も登場。屋外などのサウナ施設では写真撮影を楽しむシーンがあり、ファッションとしても楽しめるグッズを揃えるという。女性サウナーが増えていることから、担当者は「サウナに興味があって、これからサウナを好きになる方にも来ていただきたい」と話している。

　本館3階 センターパーク／プロモーションでは、染色家の宮入圭太、インテリアとアートを融合させたインテリアブランド「パシフィカコレクティブス（Pacifica Collectives）」、伊勢丹のモードフロアが手を組み、宮入の型染め作品の展示販売を行う。新春のクリアランスセール期間中にモードフロアでアートの作品を展開するのは初めての試みだという。ラグや手ぬぐい、アパレル、新年の限定カレンダーなどもラインナップする。

　「夢企画」では1点限定の企画として、三越伊勢丹オリジナルの近江牛の黒毛和牛（356万4000円）や、伊勢丹新宿店のファッションカタログを手掛けるプロのスタッフによる振袖パーソナルフォトブック制作（176万円）、「トラッドマンズ盆栽（TRADMAN'S BONSAI）」による1234万円の盆栽、洋菓子店「西光亭」のパッケージを担当したイラストレーター藤岡ちさのオーダーメイド絵画（21万7800円）などを展開。このほか、東京大神宮でファッション＆占いエディターの青木良文とカスタマイズするスペシャルペンダントの企画も用意する。抽選応募は伊勢丹新宿店の公式サイトまたは電話で受け付ける。