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「ベインキャピタルは最大の味方」株式売却を発表のマッシュHD、3〜5年以内の上場目指す

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「ベインキャピタルは最大の味方」株式売却を発表のマッシュHD、3〜5年以内の上場目指す

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 「スナイデル(SNIDEL)」「ジェラート ピケ(gelato pique)」を展開するマッシュホールディングスは11月15日、近藤広幸社長が保有する全株式を米投資ファンドのベインキャピタルに2000億円規模で売却することを明らかにした。投資ファンドによる国内アパレルのM&Aでは過去最大規模となることから、業界内外から驚きの声があがっている。「世界で戦う時、最大の味方と組む」と語る、創業者の近藤社長に今回のM&Aについて聞いた。

 同社は3〜5年以内での上場を目指しており、譲渡後に近藤社長が再出資を行う。株式保有率は近藤社長が4割、ベインキャピタルが6割。海外事業のさらなる成長とIPOを見据えて経営基盤の強化を図る。「言葉の壁を超えて、良いものだと感じて買っていただける商品を届け、ファンを世界中に作っていきたい。世界で勝負するとなった時、最大の味方となってくれるようなところと組むべきだと思った。自分達の納得する形のIPOにしたいという思いがあり、我々とチームを組み自分達の力を最大化してくれるような心強い協力者を探してきた」(近藤社長)。

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 株式売却後は現行の経営体制をベースに、近藤社長が引き続き事業を率いていく方針。本腰を入れる海外事業も近藤社長が指揮を執るほか、バックオフィス部門の強化にも取り組む。また、ベインキャピタルからも役員の派遣を行う計画で、近藤社長は「ファッション、ビューティ、飲食いずれも単体でも上場が難しいと言われている領域だが、我々はこれらをすべて内包している企業。さらなる飛躍のために各領域の経験者、専門性の高いスペシャリストの方々にお声がけをしている。それから世界物流の研究や指導、海外戦略の構築。こうした要となる領域においても、能力の高い役員クラスの人材を派遣してもらいたいとベインキャピタルには伝えている。ただ助言だけをするような役員ではなく、オーナー意識を持って取り組んで頂ける方にジョインしてもらいたい」と話す。

 将来像として、「数字的には日本と海外で半々のボリュームを築きたい。さまざまな活動によるエネルギーから少しでも社会に貢献していけたら」と先を見据えた。

 マッシュホールディングスは2022年8月期連結決算で、売上高1023億円(前期比14%増)を計上し、初の1000億円超え。営業利益は98億円だった。

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