
「スナイデル(SNIDEL)」や「ジェラート ピケ(gelato pique)」を展開するマッシュホールディングスが、近藤広幸社長が保有する全株式を米投資ファンドのベインキャピタルに売却する。譲渡額は2000億円規模にのぼる。
国内ファッション業界における、投資ファンドによるM&Aでは過去最大級の規模。クロージングは2022年内を予定している。今回の株式売却は上場を視野に入れたもので、譲渡後に近藤社長が再出資し4割程度の株式を取得。ベインキャピタルの株式保有比率は6割となる。
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2022年8月期は国内と海外の売上高比率が9:1だったが、将来的には売上高3000億円、国内と海外の比率を5:5にしたい考え。海外事業のさらなる成長とIPOを見据えた経営基盤の強化を図り、3〜5年以内での上場を目指す。アジアビジネスに長けており、コンシューマービジネスの成長に寄与した実績があることから、ベインキャピタルと組むことを決めたという。
株式売却後は現行の経営体制をベースに、ベインキャピタルからも人数・ポジションは未定ながら役員の派遣を行う計画。近藤社長が引き続き同社の経営を担う。今後の経営方針については、現時点では大きな事業内容や雇用等の変更は想定していないという。
マッシュホールディングスは2022年8月期連結決算で、売上高1023億円(前期比14%増)を計上。初の1000億円を超えた。ジェラート ピケをはじめとした基幹ブランドがコロナ禍でも好調に推移し、営業利益は98億円だった。
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