キャットウォークからダイブ、スンネイが「既成概念をぶっ壊す」ショーをミラノで披露

　ロリス・メッシーナ（Loris Messina）とシモーネ・リッツォ（Simone Rizzo）が手掛けるイタリア発のブランド「スンネイ（SUNNEI）」が、2023年秋冬コレクションをショー形式で発表した。本社で行われたショーでは、高い位置にランウェイをモデルがキャットウォークし、そのまま観客の上にダイブするという「ランウェイショーの既成概念をぶっ壊す」パフォーマンスで、会場を沸かせた。

　スンネイはフォトグラファーの元アシスタントという経歴を持つロリス・メッシーナと、セレクトショップでバイイングを経験したシモーネ・リッツォが2015年に立ち上げたブランド。テーラリングをベースに遊びを加えたデザインが特長で、過去にはアニメーションアバターを用いたコレクション発表などユニークなクリエイティブで話題を集めてきた。

　今シーズンは、視覚的に記憶に残るだけではなく、ブランドのヴィジョンを反映した思い出に残る体験としてのショーにするため、ランウェイショーの概念を覆すことを試みたという。「使用上の注意」と、不完全さを楽しむことを促すアナウンスが流れる小さなスペースで、ショーはスタート。モデルたちはキャットウォークを数メートル歩いた後、観客の上に落下。ランウェイの最後には、ロリス・メッシーナ（Loris Messina）とシモーネ・リッツォ（Simone Rizzo）が登場し、彼らも同じく観客の上にダイブした。

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