循環型製造の拠点「サーキュラーハブ」
Image by: ケリング
「グッチ(GUCCI)」が、親会社であるケリングのサポートのもと、イタリア初のラグジュアリーファッションにおける循環型製造の拠点として「サーキュラーハブ(Circular Hub)」を創設すると発表した。同拠点での活動は、2023年前半にスタートを予定している。
サーキュラーハブはトスカーナ州に位置し、イタリアのファッション業界で循環型の製造モデルへの転換を加速することを目的に設立。リサイクル素材を使用したアイテムをはじめ、耐久性やリサイクル性を最大限に高めた製品など循環型のラグジュアリー製品の製造をサポートする。
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同拠点での活動は、トスカーナ州スカンディッチとノヴァーラにあるグッチの製品製造における技術開発および実験センターでウェア、レザーグッズ、シューズ、アクセサリーの開発を手掛けている技術者と研究者のサポートのもと実施。ミラノに拠点を置くケリングのマテリアル・イノベーション・ラボ(MIL)の専門知識を活用する。また多業種とのパートナーシップやピサ大学とのコラボレーションを推進し、産業調査やオペレーション、ロジスティックモデルにおける循環型ソリューションの開発に努める。
サーキュラーハブにはイタリアの原材料サプライヤーや製品ファクトリーなどといったグッチの生産拠点を皮切りに、ケリングのサプライチェーンが参加を予定。今後、ケリング傘下の他ブランドに段階的に拡大し、ケリンググループの全ブランドおよび全サプライヤーの参加を目指す。
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