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韓国ライフスタイルブランドの日本人グローバルマーケターにインタビュー 現地の生活を明かす

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世界中をヒトやモノが激しく行き来するグローバル社会となって久しい昨今、日本だけではなく世界で活躍する日本人も増えてきた。それはアパレル業界でも同じく、ブランドデザイナーや販売員などグローバルに活躍する人材がいる。今回話を聞くのは韓国のライフスタイルブランド「JOSEPH AND STACEY」のグローバルマーケターとして、日本の市場を任されている大川智江里さん。韓流アイドルにハマったことで現地を旅行し、さまざまなきっかけが重なって語学留学を決意。そして今では韓国で惚れたブランドを日本に浸透させる大役を担っている。そんな大川さんに留学時にぶつかった壁や現地での生活、現在の仕事に今後のキャリアプランについて聞いた。

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大川 智江里さん/株式会社March International グローバルマーケティング
茨城県出身。高校卒業後、韓流アイドルをはじめとしたコリアンカルチャー好きが高じて韓国の建国大学へ留学。同学に併設される語学学校にも通い、卒業後は韓国のライフスタイルブランド「JOSEPH AND STACEY」に入社。現在はグローバルマーケティングチームに所属し、主に日本でのブランド認知を高める職務に従事している。

アイドル&ドラマで韓流にどハマり!初の韓国旅行で触れたハングル文字に興味を持って独学を始める

― まずは韓国に留学されたきっかけを教えてください。

父が海外での勤務や出張が多い仕事をしていたので、元々海外志向は強い方でした。それと高校生の頃韓流アイドルの2PMが大好きで、そこから韓流ドラマや韓流カルチャー全般に興味を持って初めての海外旅行は韓国に行ったんです。そのときはほとんど日本語で意思疎通ができてしまったのですが、ハングル文字がパズルみたいで面白くて「習得できたらどういうふうに生かせるんだろう」と興味を持ち始めて。元々やっていた陸上で大学進学を考えていたのですが、高校での部活動自体が期待以上ではなかったのと、私が卒業する翌年から高校にグローバルコースができることになって、それに先立って韓国の方と実際に交流し、韓国語を使う機会がありました。旅行から戻ってきて独学で勉強していた挨拶などが通じたことで、面白いかもと本格的に勉強したくなったのが留学のきっかけです。

― 留学するための準備は大変でしたか?

両親に相談すると父も母も海外へ行くことを積極的に応援してくれて、すぐに父と二人で語学学校を探すためだけに韓国へ再度旅行に行ったんです(笑)。そこで進学する学校を見つけて、そこから本格的に進学の準備を始めて無事入学できました。

― 語学は最初からスムーズに学べましたか?

文法は日本語と似ている部分があったのですが、発音や敬語もいろいろな種類があって難しい部分もありましたね。でも入学から半年くらい経ったころに出会ったクラスのメンバーが語学に積極的な子たちが多く、お互いに刺激を与えながら語学力が飛躍した転機になりました。

ただ正直、思っていたより大学生活が楽しくなくて…。友達もなかなかできず、留学で学ぶこともイメージと違っていろいろと難しさを感じていたんです。留学3年目の時期で一度日本に帰りたくなって、実際に2,3週間ほど帰国してしまいました。でも両親と過ごしながらいろいろ話をしながら韓国で留学を続ける決心をして。一度投げかけた時期があった中で、そこからまた立ち上がったことがむしろ転機だったと思います。

― 現地で就職もした今現在は語学力に不安はありますか?

ネイティブと比べてしまうと物足りない部分はあるのですが、日常生活を送る上では何も困ることはありません。一方でどんどんと新しい単語が出てくると、それまで似た意味で使っていた言葉を忘れてしまったりとストレスにはなりますね。だからこそ今も学び続けています。

― 日本と同じような就職活動を経て今の職に就いたのでしょうか?

韓国の就職活動は日本とは違い、新卒一括採用という形はありません。休学や卒業後に自分を磨く時間を取ってから就職する人もいます。新卒でも私よりも年上の方もいらっしゃいますし、年齢はバラバラ。私自身は学校から案内があった外国人向けの就職博覧会で今の会社に出会いました。韓国企業だけではなく、外国人の雇用を希望する海外企業が多く集まっていました。

― 面接ではどんなことを聞かれるのでしょうか?

一次面接は博覧会の会場で、志望理由や韓国への留学理由などのベースになるようなことを聞かれました。二次面接になると会社の代表と面接して、その企業の商品のことやアイデンティティをもっと深く問われました。

一目惚れしたブランド一択で就職!日本での浸透を実感できる仕事でこれからも楽しみ

― JOSEPH AND STACEYへ入社した決め手は何でしょうか?

初めて見た時から商品に魅力があって、これを自分がマーケティングしてみたいという思いが強くありました。マーケティングする際に、自分が面白いと思えるものがいいですから。

ちなみに日本の企業では30社ほどエントリーしたのですが、韓国の企業ではここしかエントリーしていませんでした(笑)。これもなにかの縁だったのではないかと思っています。

― グローバルマーケティングチームとしてブランドの紹介と自身の仕事内容を教えてください。

JOSEPH AND STACEYは2009年に今の代表が立ち上げたライフスタイルブランドで、日本には2022年5月から本格進出しています。ブランドアイコン的な商品となっているラッキープリーツが人気です。韓国国内の実店舗は1店舗のみですが、1日に5回以上は地下鉄などの公共の場で身に付けている人を見かけますし、アイドルのペ・スジさんや、ハン・ソヒさんが身に付けてくださっていることなど、韓国国内での認知度はかなりだと思っています。

私自身は日本国内でのポップアップショップの企画・開催やサイト内でのプロモーション、スタイリストさんへのシーディングなどの幅広く担当させてもらっています。好きなブランドですし、(日本市場では)ゼロからのスタートだったので、日本で浸透していくところを見られるのはすごくやりがいを感じます。

― 韓国ではどのような生活を送っていますか?

基本的には日本での生活と変わりません。食事面は味つけや辛さの違いだけでお米が主食ですし、車と公共交通機関の割合も日本と似ています。地下鉄は東京の方が充実していますが、韓国はタクシーの料金が安いので地下鉄で行けない場所はタクシーで行くことができます。もっと社会的な部分で見ると、タッチパネルが日本よりも早く普及していて飲食店などでは外国語対応も細かくされている。観光などで来たときは便利だと思います。防犯面でもモノがひったくられることはなく、現地に行って危険なのは物騒なエリアだけ。日本人だから危ないという場所はないですね。

そして韓国ではひとりひとりの強い思いを感じます。 場所によってはテレビではやらないような小さなデモを毎日のようにやっていて、より良い社会を作ろうとひとりひとりが訴え、そして多くの人が助け合いながら一つになって国に訴えている。あと、自分の語学が未熟だったころは、分かるように一生懸命伝えようとしてくれたりと、韓国の方々の優しさにすごく助けられました。

― では最後に今後のキャリアについて教えてください。

個人的なビジョンで言うと韓国で今の仕事をしながら日本に行ったり来たりできるといいなと思っています。そして日本にJOSEPH AND STACEYの法人やオフィスができたらそこで活躍できる人材になりたいです。そのためにもまずはもっと多くの方に、JOSEPH AND STACEYを知っていただきたいですね。今もブランドのポップアップなどイベントのたびに韓国と日本を往復しているのですが、その回数が増えるごとに日本でのブランド認知が浸透していることを実感できているのでこれからも楽しみです。

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