シルクジャガード専業の石川県の老舗工房 小倉織物が、同社初のファクトリーブランド「オグラ(OGURA)」を立ち上げた。デビューコレクションは、7月末から先着100人に公式オンラインストアで先行販売し、一般発売日はLINE公式アカウントおよびメールマガジンで順次案内するとしている。
小倉織物は1895年(明治28年)に創業。皇室の来訪やパリファッションウィークへの出展、東京2020オリンピックの公式スカーフの製作などを通じて、日本のシルクジャガードを発信している。熟練の職人のみ扱える繊細な機械を用いて製作し、60年以上のキャリアを持った職人も在籍するなど、高い技術力が国内外で認められている。しかし、職人の後継者不足の影響で、以前は100社以上存在したシルクジャガード工場が小倉織物のみへと縮小。日本の伝統や高い技術力を後世に残していくため、ブランドの立ち上げを決めたという。
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オグラでは日本古来の和の美意識にフォーカスし、エイジレスでジャンダーレスな現代のファッションにマッチするよう、シンプルさや上質さ、機能性を追求したシルクスカーフを提案。ファーストコレクションでは、長寿の象徴とされる銀杏の葉をオマージュした「銀杏」(3万9800円)、日本三霊山のうち白山を覆う雲をモチーフにした「雲海」(3万9800円)、一粒の水滴が水面に広がる様子を描いた「波紋」(3万2800円)、白山に昇った魂が地上に回帰する聖地をイメージした「杜」(3万2800円/いずれも税、送料込)のデザインを揃える。全アイテムに、豊かな水や緑に囲まれた好条件の環境下で育んだ、石川県産の上質なシルクを100%使用する。
■OGURA:公式オンラインストア
イメージヴィジュアル
Image by: 小倉織物
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