NESTBOWLを活用して転職成功した方にインタビューする【NESTBOWL転職成功事例】シリーズ第二回。誰もが転職する理由やその経歴は様々です。だからこそ誰かの転職が、これから転職を考えるあなたの励みやヒントになるかもしれません。今回は、NESTBOWLを活用して転職を成功させたTさんにお話を伺いました。ファッション業界にとっても大きな逆風であったコロナ禍での、Tさんの転職活動体験談をご紹介します。コロナ禍で一時はファッション業界を離れましたが、見事にラグジュアリーブランドへ転職を決めたTさんはどのような転職活動をしたのでしょうか?転職を考えている方や転職活動中の方は、ぜひ参考にしてみてください。
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異業種を経験したのち、ファッション業界へカムバック。
― これまでのTさんのキャリアについて教えてください。
幼い頃からファッションが好きだったので、卒業後は当時勢いのあった大手外資系アパレルブランドで、販売の仕事を選びました。
最初はアルバイトからはじめ、メンズカテゴリーの販売やディスプレイを学び契約社員に。その後価格帯の高い、国内アパレルブランドへと転職。店長を経験しましたが、契約社員だったため、正社員雇用で新規オープンの外資系アパレルブランドへと転職しています。
サブチーフとして勤務したのち、メンズの結果が評価され札幌→本社にてVMD業務→福岡などで勤務していましたが、2020年に世界中で流行した新型コロナウイルスの影響により店舗が閉店することとなったため、退職を決意。その後地元に帰り転職活動をしますが、マーケット的にもファッション・アパレルブランドの求人数が少なく、厳しい転職活動となりました。
しかし食べていかなければならなかったので、今までの経験を生かしながら幅を広げられる飲食業界の営業職へと転職しました。
振り返るとファッション業界には約20年ほど携わってきて、キャリアの最初はアルバイトからでしたが、本社VMDや店長などの責任あるポジションも経験してきました。コロナ禍で別業界へ転職しましたが、やはり自分には業界が合っているなと感じましたね。
― 直近は飲食業界にて活躍されていましたが、なぜ再びファッション業界へ転職をしようと思ったのですか?
コロナ禍が落ち着きはじめ、少しづつアパレルの求人数が回復したことがキッカケです。
1年ほど飲食業界で営業職に従事していましたが、「いま何が一番好きなのか」と自分に問いかけた時に思ったことは、やはり服が好きという思いでした。それに気づいたことで原点に帰り、もう一度販売職に戻ることにしたんです。
求人数も回復しているなら、もう一度チャレンジしてみようと思いました。
― 原点回帰で新しいスタートを決意されたのですね。では、今回の転職活動について教えて下さい。
以前転職する際にファッション系のエージェントを利用していたため、今回はエージェントの利用と、直接応募や公共職業安定所(ハローワーク)なども並行し、転職活動を主に行なっていました。
もともと、NESTBOWLにも登録はしていたんです。実は以前からインタビュー記事は、ちょこちょこと見ていて。
会社って実際働いてみないとわからないところも多いと思うのですが、インタビュー記事を通して社員の声や考え、社風もイメージできるのでとっても面白いなと思っていました。
そこに合わせて求人も載っていますよね。じゃあ、「求人があるなら受けてみようかな」と思ったのが今回の出逢いですね。
― Tさんは叩き上げで販売も長く経験されていますが、なぜ今回の転職でラグジュアリーブランドを選ばれたのですか?
正直なところ申しますと、やはり給与の部分です。高い目標値を定めるなら、ラグジュアリーブランドは外せません。
私自身、専門性が求められるラグジュアリーブランドには高いハードルは感じていましたが、今後のステップアップのためには、ラグジュアリーブランドで働くことは、一度は経験しておくべきスキルの一つと思っています。
もしチャンスを頂けるなら、飛び込んでみようという気持ちでエントリーしました。
はじめてのラグジュアリーブランドへの挑戦
― 販売経験も長いTさんですが、ラグジュアリーブランドへ挑戦され苦労された点は?
販売の経験は長いけれども、ラグジュアリー未経験だったので書類選考で落とされることも多々ありました。
求められるスキルや百貨店経験などの条件面が多く、それに加えて、コロナ禍で業界から離れたこともあり、面接に進むことも難しかったです。
自分としては販売スキルなど負けてはいない自負はありましたが、チャンスを貰えない悔しい思いを何回もしました。
そんな経験から、ますます一度はラグジュアリーブランドを経験すべきだという思いに至りました。
― 入社したラグジュアリーブランドでの選考プロセスや面接内容について教えて下さい
書類選考通過後は、面接を2回実施しました。
正直言って、1次面接はまったく手応えがありませんでした(苦笑)。
今までの成功例やマネジメントで気をつけてきたことなどを話しましたが、その場での緊張感がすごくて・・・。
しかし、2次面接は現場の叩き上げの方だったので、1次面接よりはフランクな印象で自分の接客スタイルを話せました。
今思えばこの接客スタイルが、ブランドへマッチしたのではないかと思っています。
1次面接が固かったので、2次面接がどうなることかと危惧していましたが、フランクな雰囲気に助けられ、リラックスした状態でお互いを理解し合う時間になったのが良かったです。
培ったキャリアを生かし、さらなる成長の機会を手に入れる
― 現職企業に無事に転職されていますが、今のお仕事内容は?
現在は店長として働かせていただいています。販売はもちろん、スタッフの管理、VMD、数字をもとにした施策の提案など、店舗の運営・管理に関する仕事全般を担っています。
以前の仕事内容とほとんど変わらないかも知れません。
ただ7割以上はバッグと靴の売上を持っているブランドなので、今までの主戦場が違く知識の底上げが必要だと感じています。
そしてラグジュアリーブランドなのでクライアンテリングが重要だと考えています。販売員が信頼できるアドバイザーとなり、顧客と長期的な関係を構築できるようにしたいと考えています。
またインバウンドの回復も徐々にはじまっているので、インバウンド対策も活発に行っていきます。
― それでは最後に、今後の目標を教えてください
ブランドとしては、現在売上1番店なので、常に1番はとっていくこと。そして次の目標は、都内に立地条件の良い店舗ができる予定なので、そこに負けない売上規模を作ることです。
また自分としては、いつかは地元で働きたいという思いもあります。
ラグジュアリーブランドに転職し知識を蓄えている最中なので、これからも一歩一歩着実にスキルアップし、レディトゥウェア(RTW)の経験もゆくゆくは生かしていければと考えています。
一時はコロナ禍でファッション業界を離れたTさん。「服が好き」という原点に立ち返り、行動に移したことで見事ラグジュアリーブランドへの転職を成功させました。これまで培ったキャリアを生かしながら、自ら挑戦することでさらなる成長の機会を得られるのかもしれません。先が読めない時代だからこそ重要な考え方ですね。新たなチャレンジをするTさんのご活躍を今後も楽しみにしております。
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