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繊研plus小田急SCディベロップメントが運営する新宿ミロードは、ショップスタッフのES(従業員満足)向上策の一環として10月1日、館の営業時間内に店舗が一定の条件の中で一時的な休業時間を設定できる「中休み制度」を導入した。さらに、12月31日を休館日にし、もともと休館日だった1月1日と年末年始を連続して休めるようにする。
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深刻化するショップスタッフの人手不足への対策がSCでは急務となっている。同SCも様々なES施策で対応しているが、「貴重な人材の離職を防止し、定着させ、サステイナブル(持続可能)な店舗・施設運営のためにはさらなる支援が必要」(宮野良子新宿南口営業室支配人)と考えてこの施策を決めたという。
今回の施策はテナントへのアンケートで、休館日の増設と営業時間の柔軟な対応への要望が多かったことを踏まえたものだ。着目すべきは「現場の声をしっかり聞く」ため、アンケートをテナントの本部ではなく、入居する店舗を対象に実施した点だ。ショップスタッフの切実な要望が反映されており、「特に大みそかと元日の連続休みの決定はスタッフに好評」という。
コロナ禍の影響が収まり、市況が回復している。この好機を逃さず、「攻める」ためにはディベロッパーがショップを支援し、互いに協力することがますます重要になる。
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