イベントのレセプションパーティーでは実際にモデルが着用した
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繊研plusニット糸販売の丸安毛糸は、生成AI(人工知能)を利用したニット作品を発表した。縄を複雑に巻き付けたような構造は、イタリア在住のニットデザイナーがAIにプロンプト(命令文)を入力して生成した画像をもとに、丸安毛糸が制作を担当した。
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世界初のフィジタル(フィジカル+デジタルの造語)ニットとして制作されたこの作品は、企画プロデュース会社のスタジオディー・オー・ジー(東京)が主催し、渋谷パルコで9月に開催された展示会「NFFT2023ジェネラティブAI×ファッション展」で披露された。同展は国内外の21人のアーティストが参加。ファッションをテーマにAIで生成したNFT(非代替性トークン)アートを展示した。
丸安毛糸のプロモーションDiv.リーダーの岡﨑淳氏は、今回の出展について「糸でできることはなんでもやりたい」という考えから参加を決めた。「人間の理解を超える物を提出してくるAIに挑戦する」意義もあった。
同社は、同展でバーチャルクロージング技術を提供した豊島に、デジタル分野にアンテナを張っている企業として共感したという。今後も、そうした企業と協業する考えだ。
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