伊勢丹新宿本店のメンズ館の1階の入り口付近で、インショップ型の売り場を開設した
ファッションビジネス専門紙「繊研新聞」公式サイト
繊研plus英サンスペルが今春から日本向けのビジネスを再スタートした「サンスペル」が順調に売れている。本国が運営するECと卸売りは計画を上回って推移。11月1日から14日までは、伊勢丹新宿本店のメンズ館で催事販売を開催し、一部の商品は品薄となっている。
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同店での催事販売は、今年に入って3回目。これまでは壁面什器での販売が好調だったため、1階のプロモーションスペースで約25平方メートルのインショップへと拡張した。主力のTシャツからスコットランドのラムズウール製品やカシミヤ製品など、英国製を中心に構成した。とりわけ、Tシャツが好調で、中肉のリビエラコットンの長袖(税込み1万2760円)は、入荷した在庫が連休の初日で完売。試着して着心地の良さを体感した購入客のほとんどが「複数枚を買い求め、夫婦で兼用できると10着の購入もあった」という。
本国から来日したラウル・ヴェルディッキCEO(最高経営責任者)は「日本向けビジネスの再構築に当たって、ローカルニーズを把握するために伊勢丹新宿本店での催事販売を実施しているが、春夏、秋冬と想定以上の成果を上げている。24年末から25年にかけ独立した直営店を出店したい。私たちの強みは、肌触りの良さとタイムレスで洗練されたクオリティー。日本の市場でも、ラグジュアリーなカジュアルウェアとして認知されて支持されているのだろうし、さらにもっと伸びる可能性があると感じている」と話す。
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