Top Photo:写真:越智康貴
Mariko Asabuki
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小説家が描く、道が記憶するさまざまな情景
小説家 朝吹真理子の個展「道の時間」が、山陽堂書店にて12月23日(土)まで開催中。
1984年に東京都で生まれた朝吹真理子は、2009年にデビュー作「流跡」を発表。
その後、2010年に同作で第20回 Bunkamura ドゥマゴ文学賞の最年少受賞、さらに翌年には「きことわ」で第144回芥川龍之介賞の受賞を果たした。
2019年、朝吹は歴史学者 磯田道史との対話を通して、表参道に大規模な空襲があったことを知る。
山陽堂書店の店主 遠山秀子が空襲について調べていたことをきっかけに交流を持ち、地図を見ながら話を聞いたり、時々戦争の聞き取りを一緒に行うようになった2人。
朝吹はさまざまな話を聞いてから歩いていると、「じぶんの知らないはずの記憶が、道のむこうからやってくるとき」があり、「人が忘れたり、忘れたいと思うようなことも、道はすべてを吸い上げて、覚えているのではないか」と思うようになったという。
本展はそんな彼女が手がけた絵画作品が展示される、初の個展となっている。
対話から浮かび上がる、さまざまな人の記憶。
小説家が描く、道に刻まれた幾多の想いに心を重ねて。
SANYODO
03-3401-1309
【Mariko Asabuki “道の時間”】
DATE:12月23日(土)まで開催中
※日曜、祝日定休
TIME:11:00am~7:00pm
※土曜は5:00pmまで
PLACE:山陽堂書店 2階
ADDRESS:東京都港区北青山3丁目5-22
ADMISSION FREE
WEBSITE:x.gd/RHzPy
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