LOTUS 甲斐 真由香さんが選ぶ1冊と1杯
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2023-24AWシーズンの企画として、表参道・原宿エリアのショップで働く人たちに1冊の本とおすすめのホットドリンクを紹介してもらった。セレクターとして参加してくれたのは表参道・原宿エリアのコーヒーショップ、カフェの皆さん。寒い季節に、心温まる1杯と1冊をお届け。
今回おすすめしてくれたのはLOTUS(ロータス)
スタッフ・甲斐 真由香さん
甲斐 真由香(かい まゆか):LOTUS(ロータス)のホールスタッフ。前職に在籍中、駒沢にある姉妹店「バワリーキッチン(BOWERY KITCHEN)」に出会い一目惚れ。働きながら週1でバイトとしてスタートし、そのまま就職した。1年間バワリーキッチンで働いたのち、現在のLOTUSへ。代表・山本宇一氏からの信頼も厚く、地元の人から、著名人、クリエーター、さまざまな人がやってくる環境で刺激的な日々をエンジョイしている。休日は家でドラマを見るのが好き。最近のおすすめはオダギリジョーが主演・プロデューサーを務めた「僕の手を売ります」と企画・主演を松田翔太が務める新感覚ニュースショー「THE TRUTH」。
甲斐さんの選んだ1冊:伝わるちから/松浦弥太郎(小学館文庫)
「以前仕事で知り合った方で、話し方がとても美しい人がいたんです。松浦弥太郎さんの本を読んでいるということだったので私も美しい言葉、話し方を身につけたいと読んだことがきっかけです。
この本はエッセイに近いですが、弥太郎さんの経験をベースに人とのコミュニケーションについてが書かれている本です。難しすぎず、シンプルな内容なんですが忘れていたことを思い出させてくれて、頭の中をすっきりと整理してくれます。目次を開いて、その日読みたい項を読む。そういった楽しみ方もできるのが魅力です。弥太郎さんが書かれているヒントを仕事にも活かせるように意識しています。
海外へ渡航したときのことも書かれていて、旅行記のような趣もある。そこに出てくるカフェやダイナーにも行ってみたいと想像させ、言葉が旅へ連れ出してくれるような本でもありますね。いつかこの本に出てくるお店に行くのをモチベーションになっています。」
甲斐さんが選ぶ1杯:ドリップコーヒー
LOTUSの入り口に併設するコーヒーショップ「PRETTY THINGS」のドリップコーヒーです。コロンビア豆をひとつひとつ丁寧にドリップした、クラシックな1杯。最後まで飲み切ったときに『おいしかった』って思えて、ほっこり安心させてくれる、そんなコーヒーです。寒くなってきて特においしく感じられると思います。
弥太郎さんの本にも、コーヒーを飲む描写が出てきます。そのシーンに思いを馳せながらじっくり味わうのもまた格別です。
LOTUS
空間プロデューサー・山本宇一氏が手掛ける「表参道・原宿のカフェ文化の礎を作った」、「カフェブームの火付け役」と言われるカフェ。まいせん通りに2000年に誕生。山本宇一氏が大切にする「ミクスチャー」、そのバランス感覚は健在で、著名人から観光客、地元の人、年代や性別を問わない多様な人たちを魅了し賑わいを見せる。「99%普通なんだけど1%の狂気がある」今回の取材に同席した山本宇一氏いわく、友人である松浦弥太郎氏がそう評してくれたことを教えてくれた。
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