リンクアンドパートナーズは2023年12月27日、「X、Y、Z世代のECモールの利用状況に関する調査」を発表した。それによると、利用率が最も高いECモールは、Z世代が「Amazon」、X世代とY世代は「楽天市場」だった(図参照)。
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同調査は、リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査で、年に1回以上ECモールを活用するZ世代(15~27歳)、Y世代(28~42歳)、X世代(43~58歳)のうち941人から有効回答を得た。調査期間は23年12月22~25日。
まず、「頻繁に利用するECモールは?」と聞いたところ、全体では「楽天市場」(41・6%)、次いで「Amazon」(37・4%)、「Yahoo!ショッピング」(10・8%)の順だった。
年代別でみると、「楽天市場」は特にX世代は48・6%、Y世代は46・3%と高い利用率を示したが、Z世代は29・7%と他の世代よりも低かった。
一方、「Amazon」はZ世代での利用率が43・1%と非常に高く、X世代の33・0%、Y世代の36・1%を上回った。
「Yahoo!ショッピング」は全世代にわたって安定した利用率(10・8%~12・7%)を保っており、X世代での利用率が12・7%とやや高い点が特徴だとしている。
次に、「オンラインで同じ商品を再度購入する(リピートする)際、重視するもの」について複数回答で聞いたところ、上位から「価格」が76・3%、次いで「商品の品質」が48・1%、「レビュー・評価」が41・9%となった。
「価格」は全世代で最も重要視される要素で、特にX世代は80・6%と高く、Y世代(77・6%)、Z世代(70・6%)も高い関心度を示した。「商品の品質」はX世代の52・4%が最も重視しており、「レビュー・評価」の重要性は、Y世代で特に高く、46・7%に上った。X世代とZ世代ではそれぞれ40・6%と38・3%で、Y世代に比べると若干低い傾向だった。なお、「ブランド名」の重要性はZ世代で最も高く、19・5%が重視。Y世代も17・9%でこれに続き、X世代では9・8%と最も低い結果となった。
この結果から同社では、商品をリピートする際にX世代は「商品の品質」、Y世代は「レビュー・評価」、Z世代は「ブランド名」を重要視する傾向があると分析している。
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