楽天グループは2月28日、2024年の新生活に向けたトレンド予測を発表した。
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「『楽天市場』新生活2024 トレンド予測」は、仮想モール「楽天市場」における約150万点の新生活関連商品の購買データやアンケート調査を分析したもの。
2024年は、「令和タイパ商品」「インフレ対抗消費」「インテリアAR機能」「防災グッズ点検」の4つがトレンドになると予測した。
「令和タイパ商品」では、近年、若年層を中心に、時間対効果を意味する「タイパ」を意識する層が増えたことを受け、ロボット掃除機やオーブンレンジ、食器洗い乾燥機、布団乾燥機といった、時短に役立つ「タイパ家電」への注目が集まっているとした。こうした家電の楽天市場における23年流通額は、19年比で約2・3倍となっている。
外出需要の拡大により、より細分化されたニーズに応えた「専用タイパ家電」も登場した。スマートリモコン(23年の流通額は22年比約2倍)はスマホと家電を連動させて、外出先からでもスマホアプリを使って家電を操作できる。ハンガー型乾燥機(同2倍)は折りたたんで持ち運びできるため、宿泊先のホテルなどで使用が可能だ。
また、手軽で調理が簡単な「冷凍食品」への注目も高まっている。楽天市場においても、添加物を利用していない野菜スープや本格的な玄米パンなど、バリエーションが広がっている。
「インフレ対抗消費」では、昨今の物価高を受けて、リユースの新生活向け家電(23年の流通額は19年比約1・3倍)やアウトレット商品(同1・2倍)の需要が拡大しているという。同社が実施したアンケートによれば、リユース商品を購入する理由として、「お得に購入できるから」だけではなく、Z世代からは「SDGsを意識している」との回答も多かった。また、型落ち品や箱つぶれなどアウトレット商品の人気の高まりを受け、楽天市場の新生活特集ページ内に「訳あり・アウトレット」コーナーを新設した。
「インテリアAR機能」では、大型インテリア購入時に発生する「サイズ感が分からない」などの問題が解消できるとして、AR機能を活用した買い物体験への注目度が高まっているとした。
楽天市場では23年からインテリア関連商品の試し置きができるAR機能を導入。現在、約25店舗が導入しており、商品の購入率増加に貢献した。例えば、オフィスチェアは導入後のCVR(商品購入率)が13・0%上昇し、収納家具は同12・5%上昇した。
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