ワールドは3月8日、グループの通販サイト「ワールドオンラインストア」と連動したOMO型ストアの運営を開始する。同日に有楽町マルイ、3月15日には国分寺マルイに相次いで出店。まずは8ブランドの品ぞろえを展開する新業態とし、各ブランドの新作の販売はもちろん、ブランドの垣根を超えた取り寄せ・試着サービスを提供するほか、実店舗ならではの接客サービスを通して新たな買い物体験を提案する。
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同社が展開するOMO型ストアは「ザギャラリーワールドオンラインストア」。オープン時はグループのフィールズインターナショナルが手がける「アンタイトル」と「インディヴィ」「クードシャンス」「リフレクト」「デッサン」「スーナウーナ」「ギャレスト」「クロエンス」の8ブランドから取り扱いを始める。
「アンタイトル」や「インディヴィ」を中心とする働く女性のオン・オフに対応する品ぞろえと店づくりを行いながら、今後は立地とユーザー層に合わせて柔軟に展開ブランドとサービスを拡大していく考え。
複数ブランドを扱う店舗とすることで、これまでの実店舗顧客には新たなブランドとの出会いを、オンラインストアのユーザーには実店舗の接客を交えることで、ブランドの垣根を越えたコーディネート提案を含めて新たな利用体験を提供する。
「ワールドオンラインストア」ではこれまで、EC上で注文、決済した商品を実店舗で受け取ることができる「店舗受け取りサービス」を実施しているが、対象店舗は購入した商品のブランドだけだった。
OMO型ストアでは、対象の8ブランドについて、決済前の商品を有楽町マルイ店か国分寺マルイ店に取り寄せて試着し、気に入ったものだけを購入できるようになる。
OMO型ストアの有楽町マルイ店は売り場面積約132平方メートル(画像はイメージ)、国分寺マルイ店は約165平方メートルで、店内の回遊性を高め、開放感のある空間づくりを目指す。
なお、大手アパレルのOMO型ストアとしては、オンワード樫山とアダストリアが先行している。オンワード樫山は2021年4月に「オンワード・クローゼットストア」の旗艦店を、ららぽーとTOKYO―BAYにオープン。アダストリアも21年5月に「ドットエスティストア」を同商業施設に出店したのを皮切りに、両社ともOMO型ストアを全国に広げている。
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