Image by: BIBLIOTHERK
デザイナーの畑龍之介が手掛けるファッションレーベル「ビブリオテーク(BIBLIOTHERK)」が、ブランド初となるバッグやスカーフといったファッション雑貨を発表した。各取り扱い店舗で、スカーフは9月、バッグは10月から販売される。
畑は、アルゼンチン生まれ東京育ちの現在25歳。文化学園大学ファッション社会学科卒業後、デザイナーの坂部三樹郎が学長を務めるファッションスクール「me」を経て2022年秋冬シーズンにビブリオテークを立ち上げた。
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ブランド名は、ドイツ語で図書館を意味する「BIBLIOTHEK」に龍之介の頭文字である「R」を足した造語。高校時代はオランダとドイツで暮らしていた畑は、その多くの時間を図書館で過ごし、そこでファッションと出会ったという。畑が高校時代に親しんだドイツの伝統的なファッションアイテムやワーク・ミリタリーウェアのディテールを取り入れながら、当時感じたという穏やかな時間の流れや精神性をワードローブとして表現している。
ビブリオテークは、2022年秋冬シーズンに始動以降じわり販路を拡大し、4シーズン目である2024年春夏シーズンから本格展開を開始。今シーズンは30型以上のアイテムを揃え、スタイリングの幅を広げるためファッショングッズの展開を開始した。ニット帽とロングマフラーがドッキングしたようなデザインのスカーフには、畑がハンドメイドで制作したシルバーパーツを施しており、細長いパーツが付いたブラック(2万9700円)と少し丸みのあるパーツをあしらったグレー(3万6300円)の2型を揃える。
バッグは、肩にかけることができるハンドバッグとビッグトート2型の計3型をラインナップ。三角形のハンドバッグ(3万3000円)には、消防服などで使用される耐火素材を採用した。今シーズンは、同じパターンのアイテムを現行品の生地と、デッドストック生地でそれぞれ仕立てるという取り組みを行っており、ビッグトートはハンドバッグと同じ耐火素材で仕立てたモデル(5万7200円)と、1990年代の国産のデッドストック生地を使用した数量限定モデル(5万7200円/すべて税込)を用意する。
Image by: FASHIONSNAP
今シーズンのルック撮影はパリで実施。モデルにはパリの16区でスカウトしたというモデル志望の大学生を起用し、モデルが実際に生まれ育った街や通学路でシューティングを行った。落ち着きの中に芯のある雰囲気のモデルを起用することで、ブランドが目指す「ニュートラルでアンニュイな人間像」を提案している。
◾️ビブリオテーク:Instagram
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