パルコが2024年秋シーズンの広告を公開した。クリエイティブディレクターには、「グッチ（GUCCI）」のクリエイティブコラボレーターを務め、2023年のエミー賞を受賞したコンセプチュアルアーティストのマックス・ジーデントップ（Max Siedentopf）を起用。パルコは、今年春に展開した第1弾で同氏を日本初起用し、第3弾となる今回も、同氏が引き続きディレクションを担当した。

　同広告は、「Believe It or Not!」をコンセプトに制作。AIや拡張現実が発達し、真実と虚偽の境界が曖昧になっていく時代の中で、拡張された現実がノンフィクションやフィクションと交差し、想像しうる全てのことが実現可能になった新しい世界を4つの季節ごとに描いていくという。第3弾のAUTUMNでは、「拡張するアウトドア体験（ENHANCED OUTDOOR）」をテーマに、拡張現実にフォーカス。現実世界と拡張現実がシームレスに融合し、スリリングで没入感のあるアウトドア探索を体験するというストーリーを通じて、フィジカル世界の美しさを表現しているという。

　広告内では、「アレクサンドラ・ムーラ（Alexandra Moura）」や「ディーノ・アウヴェス（Dino Alves）」など、ポルトガル・リスボンを拠点に展開するアップカミングなファッションブランドのアイテムを衣装として使用。2024年秋冬シーズンのトレンドであるファーアイテムやヴィンテージライクなレザーアウター、トレンドカラーのレッド、イエローを含んだカラフルなファッションが、広告の世界観を彩っている。