ロレアルグループが、スイス発のスキンヘルスカンパニー「ガルデルマ(GALDERMA)」グループの株式10%を取得した。さらに、ロレアルの皮膚生物学や測定方法に関する知識と、ガルデルマの皮膚科学における知見を活用した戦略的パートナーシップの取り組みに合意した。
1981年に誕生したガルデルマは、人間の身体の大部分を占める肌こそ人生を形づくるものであると考え、皮膚科学領域に特化した事業を約90ヶ国で展開している。あらゆる人々の肌のニーズに応えるべく、美容医療やダーマコスメ、皮膚治療を提案し、敏感肌向けのスキンケア「セタフィル(Cetaphil)」やヒアルロン酸ベースの「レスチレン(Restylane)」などのブランドを有する。
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ロレアルのCEO ニコラス・ヒエロニムス(Nicolas Hieronimus)氏は「ガルデルマへの投資とパートナーシップを発表できることを大変嬉しく思います。これはロレアルにとって野心的な一歩でありながら“変化を楽しむ”という信条に忠実であり、私たちの美容事業に隣接し急成長している美容医療市場における提携を追求することができます。私たちはガルデルマのマネジメントと、皮膚科学におけるリーディングカンパニーとしての戦略を全面的に支持し、その独立性を尊重するとともに同社の長期的な成長可能性を確信しています」とコメントした。
ロレアルは総体的なアプローチへの投資を増やしていき、測定方法や高機能製品、消費者向けデバイス、美容医療などを融合させ、エイジングサインの修復・予測・予防をすることでより高いパフォーマンスを提供することを目指す。同社の2024年12月期第2四半期(2024年1〜6月)連結決算によると、ダーマトロジカル ビューティ事業部は前年同期比16.4%増を記録し、最も勢いのある分野として注力している。
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