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アダストリアが、2025年2月期上期(2024年3月〜8月)の決算説明会を開催し、今秋冬シーズンに前期比5%の値上げを実施すると発表した。
同社の2025年2月期上期の業績は、売上高が前年同期比8.5%増の1442億円と増収だった一方で、営業利益は同3.8%減となる99億円。原材料価格の高騰や円安などが利益を押し下げ、減益となった。今回の値上げは、そうした状況を踏まえ、利益を確保することが狙いとなる。
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2025年2月期上期の時点で、アダストリアが抱える多くのブランドは前期比2%ほどの値上げを実施したというが、下期では値上げ幅を5%まで引き上げる。「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」「ラコレ(LAKOLE)」といった一部のブランドでは、上期の時点で5%の値上げが完了しているため、価格帯は上期から据え置きになるという。
そのほか、同社は自社製品における中国生産の割合を減らし、徐々にASEAN生産にシフトしていると発表。現在全体の3割弱までASEAN生産は進んでおり、今後これを更に推進していくことで、原価の低減と利益率の向上を図っていくとしている。
■アダストリア 2025年2月期上期実績
売上高:1442億円(前年同期比8.5%増)
営業利益:99億円(同3.8%減)
親会社株主に帰属する当期純利益:69億円(同2.0%減)
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