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バリュエンスジャパンが展開するプレオウンド・ブランドショップ「アリュー(ALLU)」が明日、最大規模の直営店「ALLU SHINJUKU」をオープンする。それに先駆けて、メディア向けに内部を公開。3階建て、711平方メートルとブランド最大規模の広さを誇る店内が披露された。
同店が位置するのは、新宿のランドマーク的存在である伊勢丹新宿店のある新宿三丁目交差点で、もともとはJTBが入っていたビル。銀座、表参道に続く都内3店舗目となる同店は、近年他店舗で来店が増えているというインバウンド客をメインターゲットに据える。枯山水や池泉庭園、茶室、呉服屋といった日本の伝統的な文化を取り入れた内装は、クリエイティブユニット アトマ(AtMa inc.)が担当した。内装材には、94%サステナブル素材や天然素材を採用。キーマテリアルとして、壁や什器などの随所に土を使用したほか、火山灰を再利用したタイル、廃材となった大理石などを通して、アリューが発信している「循環」というメッセージを表現したという。
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1階
Image by アリュー
「石の庭」をテーマにした1階には、「エルメス(HERMÈS)」や「シャネル(CHANEL)」「ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)」といったラグジュアリーブランドのバッグに加え、「ヴァン クリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)」や「カルティエ(Cartier)」「ティファニー(Tiffany & Co.)」のジュエリーなどを揃える。内装には、宮城県の大蔵山で採取した伊達冠石を什器として採用したほか、イサムノグチによる照明や、ベルギー出身アーティストのベン・ストームス(Ben Storms)による壁面アートを展示する。
2階は、「池泉庭園」をテーマにデザイン。廃蛍光灯をリサイクルしたガラス素材を敷き詰め、池に見立てたスペースに「ロレックス(ROLEX)」や「オメガ(OMEGA)」のウォッチを陳列し、周辺の棚には、シャネルと「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」のバッグを並べた。また、茶室を模したスペースには、エルメスのバッグを展示する。
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3階は、呉服屋をイメージした和室に、エルメスのケリーとバーキンをずらりと並べ、同スペースと対となる「枯山水」を模したエリアには、シャネルの「マトラッセ(MATELASSE)」をはじめとしたアイテムを用意する。また、同フロアにはアリュー初のギャラリースペースを設置。オープン時には、写真家の石田真澄がアリューのヴィンテージアイテムをフィルムカメラで切り取った作品を展示する。今後、同エリアでは、アリューのプレオウンドアイテムの魅力を発信する展示を定期開催するという。
石田真澄の写真作品を展示したギャラリースペース
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店内には、希少なアイテムも点在。エルメスが世界20点限定で販売したサックビジュー「シェーヌ・ダンクル」を非売品として展示するほか、同店最高額となる約1900万円のバーキンなどが並ぶ。
エルメスのサックビジュー「シェーヌ・ダンクル」(非売品)
Image by FASHIONSNAP
また、心斎橋店に続く試みとして、アート作品や骨董品を展開。約1000点のヴィンテージアイテムのうち、骨董品は約60点。歌川広重による浮世絵や、ガラス工芸家の黒木国昭による作品などをラインナップする。
◾️ALLU SHINJUKU
オープン日:2024年10月26日(土)
所在地:東京都新宿区新宿3丁目1-20
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