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繊研plus「コーディネート迷子さん」や「おしゃれ自信喪失迷子さん」がいるそうだ。阪急阪神百貨店がパーソナルスタイリングサービス(PSS)の有料化に向け40~50代顧客にファッションの困りごとを聞いたところ、顕著だったのがこの二つのペルソナだ。
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今夏から始めた阪急うめだ本店の有料PSSは「大々的に告知していないが、かなり利用いただいている」と開発担当者。利用客が求めているのは、ハレの日の服ではなく日常的に着る服。想定した客層が利用していると見る。
若い時はファッションへの関心が高くても、ライフステージや体形の変化で何を着て良いか分からなくなった人は多いのだろう。「毎朝のコーディネートが苦痛」な人もいるようだ。1年前に取材したあるパーソナルスタイリスト(PS)は、似合うものを求めるニーズが強いと話していた。
「迷子」になるのは、他人の目やトレンドを意識しすぎるからではないだろうか。かつては分かりやすいトレンドがあったが、昨今、街で見かける着こなしは多様で、個性が尊重される。その分、「トレンドの服を着ていればいいや」が通用しなくなってしまった。先のPSは「自己肯定感が高まるとか、うれしいとなるのを目指している」という。「自信を持って」と背中を押す。それが、迷子にさせないコツなのかもしれない。
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