
Image by: TALK NONSENSE

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ニット製品の開発やリサーチ、ワークショップなどを行う「トーク・ノンセンス(TALK NONSENSE)」が、1月から3月にかけて、3ヶ月連続のリサーチベースのプロジェクト「都市を編み直す(Knitting the City Anew)」を開催する。「編み物」という行為とその歴史的アーカイヴのリサーチを用いて、都市空間への創造的な介入を模索していく。
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第1弾は、歴史的な編み図を再解釈し現代の視点で届ける展示「ニッツ・アンド・レビュー(Knits & Review)」を東京・丸の内の三菱一号館美術館 Espace 1894で開催。日程は1月23日と24日の2日間。

2025年夏に京都で開催された展示会場で、来場者が作成できた編み図を綴じたバインダー
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トーク・ノンセンスは、ディレクターの小梶真吾とニットデザイナーの沖裕希が2024年に東京で設立。衣服を「作ること」と「着ること」がもつ社会的側面を探求する分野横断的なプロジェクトを基本に、リサーチに基づいた製品開発やワークショップを通じて、その成果を社会に向けて発信している。
プロジェクトにおいては、衣服を単なる消費財としてではなく、“関係性を生み出す実践”として捉え直すことを重視。自身やユーザーが制作工程に関わる実験的なプロセスを通じて、素材の履歴や人々の経験、都市がもつ文脈が交差する状況を生み出し、そこで生まれる新たな創造性の可能性を模索している。
今回の3ヶ月連続プロジェクト「都市を編み直す」は、東京・有楽町を拠点とするアートを軸としたイノベーション創出プラットフォーム「YAU(ヤウ、有楽町アートアーバニズム)」のプログラムとして実施。フランスの歴史家 ミシェル・ド・セルトー(Michel de Certeau)が著書「日常的実践のポイエティーク」で示した「戦略」と「戦術」の関係や「都市を歩くこと(Walking in the City)」の内容を手掛かりに、編み物という身体的行為や生産プロセス、歴史的アーカイブのリサーチを用いて、戦略的に設計された都市空間としての「有楽町」に創造的な介入を試みるという。
三菱一号館美術館 Espace 1894では、同企画の第1弾として、歴史的な編み図の展示「ニッツ・アンド・レビュー/コピールーム(Knits & Review / COPYROOM)」を開催する。会場では、戦時下のアメリカ・イギリス・カナダで市民が戦地の兵士や負傷者のために編んでいた衣服の図案を、現行の糸や道具で再現できるようにした編み図を展示。来場者は、会場に設置されたコピー機を用いて、編み図を自由にプリントし持ち帰ることができる。


2025年夏に京都の「なはれ」で開催された展示の様子
Image by: TALK NONSENSE
また1月24日には、関連トークイベントも実施。YAU・建築家の森純平をファシリテーターに、京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーターの五十棲亘とトーク・ノンセンスを主宰する小梶真吾が登壇し、「日常的実践としてのファッション ⎯ セルトー、都市、編み物」をテーマにトークを行う。
第2弾は2月11日から15日まで、既存のセーターを解き再び編み直す実験的ワークショップ「ユーエーアールケー(U-A-R-K、Unravel and Re-knit/解いて編んで)」を、東京・有楽町の「YAU STUDIO」で開催する。会場では、 古い道具を用いたセーター解体の実演や体験をはじめ、解いた糸から生まれた製品の展示・販売や、編み物にまつわる相談の場を開くほか、役目を終えたセーターの回収も実施。”自ら解き編み直す”という循環的な行為を通じて、衣服の生産やユーザーとの新たな関係性を考える場を提供する。
第3弾の会期は3月13日から15日まで。「パブリック・ニッティング・デイ(Public Knitting Day)」と題し、有楽町の街中でワークショップを開催。1918年に戦時下のニューヨーク・セントラルパークで行われた「Knitting Bee」をヒントに、市民が公共の場で協働し、必要とされる衣服を編んだ実践を現代の東京で試みる。参加は要予約・有料で、詳細は決定次第、トーク・ノンセンスとYAUの公式インスタグラムまたはウェブサイトで告知される。
最終更新日:
■「都市を編み直す(Knitting the City Anew)」 by TALK NONSENSE
1. Knits & Review ⁄ COPYROOM(歴史的な編み図の展示・コピー室)
日時:2026年1月23日(金)12:00〜20:00
1月24日(土)10:00〜18:00
場所:三菱一号館美術館 Espace 1894
所在地:東京都千代田区丸の内2-6-2 三菱一号館美術館 1F
入場料:無料
・関連トークイベント「日常的実践としてのファッション ⎯ セルトー、都市、編み物」
日時:2026年1月24日(土)14:00〜16:00
場所:三菱一号館美術館 Espace 1894
登壇者:森純平(YAU・建築家)、五十棲亘(京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーター)、小梶 真吾(TALK NONSENSE 主宰)
2. WORKSHOP U-A-R-K ⁄ 解いて編んで(公開制作・Work in Progress)
日時:2026年2月11日(水・祝)〜2月13日(金)11:00〜18:00
2月14日(土)〜2月15日(日)13:00〜20:00
場所:YAU STUDIO
入場料:無料
3. Public Knitting Day(有楽町・街なかワークショップ)
日時:2026年3月13日(金)〜3月15日(日)
場所:有楽町の街中
参加費:有料、要予約
※YAUオープンスタジオ期間内に数回開催予定。
※ワークショップ内容と場所は決定次第、TALK NONSENSEとYAUの公式インスタグラムまたはウェブサイトで告知。

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トーク・ノンセンスが販売する製品「Tunica Sweater」
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ニットウェアの解し機(ほどしき)
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ワークショップで使われる、解かれた毛糸のクセを取るための道具「湯熨斗器(ゆのしき)」
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輪針り棒を用いたワークショップの様子
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家庭用編み機を使ったワークショップで製作された作品
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