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インスタカート × Claudeが実現する「最強のAIアシスタント」とは?

クロード(Claude)の画面上で展開されるインスタカートの連携機能。会話を通じて近隣店舗の検索から条件に合わせた食材の提案、実際の在庫に基づいたカートへの追加までがシームレスに行われる。

クロード(Claude)の画面上で展開されるインスタカートの連携機能。会話を通じて近隣店舗の検索から条件に合わせた食材の提案、実際の在庫に基づいたカートへの追加までがシームレスに行われる。

クロード(Claude)の画面上で展開されるインスタカートの連携機能。会話を通じて近隣店舗の検索から条件に合わせた食材の提案、実際の在庫に基づいたカートへの追加までがシームレスに行われる。

在米28年のアメリカン流通コンサルタント
激しくウォルマートなアメリカ小売業ブログ

AIが買い物を代行する未来の幕開け

生成AIの競争は、単なるチャットボットの賢さ比べから、私たちの日常生活にどれだけ深く入り込めるかという実用性のフェーズに突入した。

その最前線で大きな動きがあった。

オープンAIのチャットGPTの強力なライバルとして知られるアンスロピック(Anthropic)は、同社のAIアシスタントであるクロード(Claude)に、日常的に使うアプリと直接連携するコネクター機能を追加したのだ。

この機能拡張により、クロードはスポティファイ(Spotify)やウーバーイーツ、ターボタックス(TurboTax)などのサービスと結びついたが、小売業界において最も注目すべきはインスタカートとの統合である

この統合により、クロードは単なる相談相手から、実際に店舗の棚を把握し、商品を買い物かごに入れる凄腕の買い物代行エージェントへと進化した。

インスタカートのデータインフラがもたらすAIの進化

従来のAIでも、料理のレシピを提案したり、必要な食材のリストを作ったりすることはできた。しかし、それらはあくまで一般的な情報に過ぎない。

いざスーパーに行ってみると、AIが提案した食材が品切れだったり、季節外れで異常に高価だったりすることがよくある。

一般的なAIによる買い物体験の多くは、実際の在庫や価格、家庭の好みを反映していないため、実用性に欠けていた

しかし、インスタカートとの統合はこれを根底から覆す。

インスタカートは2,200以上の小売ブランド、20億点以上の商品カタログ、そして分単位で変動するリアルタイムの在庫データを有している。

さらに、季節や行事、世帯ごとの好みの変化を追跡するパーソナライゼーション・エンジンであるスマートショップ(Smart Shop)も備えている。

つまり、クロード上で買い物かごを作成すると、それは架空のリストではなく、近隣の店舗の実際の在庫と同期した本物の買い物かごになるのだ

和食レシピで考える圧倒的な利便性

この技術が生活者にどれほどの利便性をもたらすのか。日本人に馴染みのある食品スーパーやレシピを例に考えてみよう。

例えば、あなたが仕事帰りの電車の中で、クロードに「今夜は家族4人で肉じゃがを作りたい。予算は20ドル(約3000円)以内で」とメッセージを送ったとする。

従来のAIであれば、一般的な肉じゃがのレシピと牛肉、じゃがいも、玉ねぎ、にんじん、しらたき、醤油、みりんといったリストを返すだけだ。

しかし、インスタカートと連携したクロードは違う。あなたの現在地から最寄りのイオンやイトーヨーカドー(アメリカであればクローガーやアルバートソンズ)の現在の在庫データと価格情報に即座にアクセスする。

そして、「本日はAスーパーでオーストラリア産の牛バラ肉が特売です。また、メークインと玉ねぎはお買い得な大袋を選びました。お客様の購入履歴を見ると、いつも有機丸大豆醤油を買われているので、今回もそちらをカートに入れています」といった具合に、あなたの好みとリアルタイムの店舗状況を掛け合わせた完璧な提案を行う。

さらに、AIがしらたきの在庫がないことを発見した場合、自動的に糸こんにゃくを代替品として提案し、すべてをインスタカートの買い物かごに放り込んでくれるのだ。

あなたはクロードの画面上で確認ボタンを押すだけで、帰宅時間に合わせて商品が配達される。

レシピサイトを検索し、スーパーのアプリを開き、一つひとつ商品を検索してカートに入れるという煩わしい作業が、AIとの短い会話だけで完結する

これこそが、顧客の意図を実際の行動へと変換するエージェンティックAI(Agentic AI)の真骨頂である。

覇権を争う小売のフロントドア

アンスロピックがクロードにアプリ連携機能を組み込んだことは、オープンAIやグーグルとの熾烈な競争を物語っている。

彼らは皆、消費者が何かを決断する際の最初の入り口(フロントドア)になることを狙っている。

これまで、消費者は目的に応じてアプリを使い分けていた。しかしこれからは、AIアシスタントに話しかけるだけで、ハイキングコースやゴルフ場の検索からレストランの予約、配車の手配、そして日々の食料品の注文までがシームレスに行われるようになる。

インスタカートにとって、クロードとの統合は自社のプラットフォームをアプリの外に拡張する重要な戦略だ。

同社の最高技術責任者であるアニルバン・クンドゥ(Anirban Kundu)氏が「私たちはエージェンティックAIの食料品インフラストラクチャ層である」と述べているように、インスタカートは自社アプリだけでなく、あらゆるAIアシスタントの裏側で動く食料品コマースのOSになることを目指している

ウォルマートやアマゾンといった巨大企業も、独自のAI検索やショッピングアシスタントの導入を急速に進めている。

AIが顧客と小売業者の間に立つ時代において、いかにして自社の在庫データや商品情報をAIに正しく認識させ、顧客のカートに商品を入れるかが、今後の小売業の勝敗を分ける最大の鍵となる。

インスタカートとクロードの統合は、その未来がすでに現実のものとなっていることを鮮明に示しているのだ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です!

消費者が行動を起こす際の「入り口(フロントドア)」の争奪戦が激化しています。

以前は、買い物と言えば食品スーパーの自動ドアをくぐるのがスタートでしたが、今ではスマホの個別のアプリが入り口になっています。

しかし、クロード(Claude)のようなAIアシスタントの進化により、それすらも変わろうとしています。

これからの入り口は、あらゆるアプリを裏側で繋ぐ「AI」です。

週末の家族のお出かけを想像してください。

「明日はイオンモールに行って、お昼はスシローね。夜は家でカレーにするから材料を手配して」とAIに話しかけるだけ。

すると、AIがスシローの来店予約を済ませ、最寄りのイトーヨーカドーやライフのネットスーパーのリアルタイム在庫を確認して「今日は豚肉が特売です。いつものバーモントカレー中辛と一緒にカートに入れました」と手配し、さらに移動中の車内で聴くプレイリストまで準備してくれます。

様々なアプリを使い分ける時代から、気心の知れた敏腕の執事がスマホの中に住み着き、ひとつのAIに話しかけるだけですべてのサービスが連携して動く時代へと突入しているのです。

ただ、あまりにAIが優秀すぎると、夫よりも妻の好みを完璧に把握し、文句一つ言わずに休日の手配から毎日の買い出しまで完璧にこなしてしまいます。

気づけば旦那のお役目も御免となり、今後は熟年離婚がさらに急増するかもしれませんね!

最終更新日:

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