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「シューズブランドではなくファッションブランド」 オニツカタイガー、新宿に世界最大店

五十君花実

Video by: FASHIONSNAP

五十君花実

 「オニツカタイガー(ONITSUKA TIGER)」が7月10日、東京・新宿に世界最大のグローバル旗艦店をオープンする。4フロアで、店舗面積は1837平方メートル。シューズをはじめ、アパレル、バッグ、フレグランス、アイウェアまで全ラインナップを取り扱うほか、アーケードゲーム機や巨大ガチャガチャを備えたアミューズメントコーナーも設けた。「プロダクトだけでなく、空間や体験を含めてブランドの価値を伝える」拠点として、オニツカタイガーが目指す「グローバルラグジュアリーライフスタイルブランド」というあり方を世界へ発信する。

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1階:シューズなしのファッションフロア

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Onitsuka Tiger 新宿の外観や内観画像
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Onitsuka Tiger 新宿の外観や内観画像
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“タイガーイエロー”が主張する外観

 新店の場所は、JR新宿駅東口からすぐの新宿高野ビル。今年3月までは「アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)」が、それ以前は「グッチ(GUCCI)」が出店していた、新宿東口を代表するランドマークの一つだ。ブランドカラーである“タイガーイエロー”のファサードは、遠目にも強い存在感を放っている。店舗設計は、パリ・シャンゼリゼの旗艦店などと同じくイタリアの建築事務所STUDIODINICATALDIが担った。

 同店の特徴の一つは、1階を強みのシューズではなくファッションのフロアとしたこと。入り口正面にはフレグランス、レジ横にはアイウェア、その奥には毎シーズン、ミラノでランウェイショーを行うコンテンポラリーラインのアパレルを配置。モダンなイエローのアクリル什器に、大理石や黒いフローリングを組み合わせた内装が、重厚な世界観を演出する。

 1階の最深部には99足のシューズを並べたアイコニックなウォールを設置する一方、シューズの接客は2階以上で行う。「シューズブランドではなくファッションブランド」という目指す方向性を、空間構成で体現している。

2階:日本製やイタリア製シューズで伝えるクラフトマンシップ

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Onitsuka Tiger 新宿の内観画像
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2階はクラフトマンシップにフォーカスしたフロア。日本製シューズを揃えた売り場

 2階はブランドの精緻なクラフトマンシップを伝えるフロアだ。今年1月に稼働した鳥取・境港のオニツカタイガー専用工場をはじめ、国内工場で生産する「ニッポン・メイド(NIPPON MADE)」のシューズを中心に、イタリア製の「イタリアン・メイド(ITALIAN MADE)」、レザーのドレスシューズ「ジ・オニツカ(THE ONITSUKA)」を展開する。

 アパレルでは、国産デニムを使用した「デニヴィータ(DENIVITA)」や、Tシャツやトラックスーツを中心とした「ヘリテージ(HERITAGE)」、さらに「鉄腕アトム」とのコラボレーションによる「アストロボーイ コレクション(ASTRO BOY COLLECTION)」のアパレルや雑貨もラインナップする。

 ヘリテージコレクションでは、新宿店限定のTシャツ5型(各1万8700円)も販売。ビルオーナーであるタカノフルーツパーラーを想起させる、フルーツとタイガーモチーフを組み合わせたグラフィックを採用した。

3階:壁を埋め尽くす「メキシコ 66」

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Onitsuka Tiger 新宿の内観画像
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3階は「メキシコ 66」に代表される、ブランドのヘリテージを表現するフロア

 3階は「ブランドの歴史が一番色濃く感じられるフロア」。シューズの代表モデル「メキシコ 66(MEXICO 66)」の多彩なバリエーションが壁を埋め尽くし、ブランドのヘリテージを視覚的に表現。メキシコ 66をベースにしたゴルフシューズやドライビングシューズ、シーズン商品のブーツなど、他店では取り扱いの少ない商品も揃える。

 1階から3階まで圧倒的な商品量を誇るが、各フロアの商品構成は基本的に重複していないという。「例えば表参道エリアでは、複数店舗を運営することでようやくブランドの全ラインナップをご覧いただけている状態。新宿では、それらを一つの店舗に集約できた」と担当者。

M2階:ブランドと出合う“ゲーセン”

Onitsuka Tiger 新宿の内観画像
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M2階はレトロな“ゲーセン”を思わせるアミューズメントコーナー

 1階と2階の間にあるM2階は、レトロなゲームセンターを思わせるアミューズメントコーナー。「単なる娯楽施設ではなく、お客さまがブランドの世界観と自然に出会い、また来たい、もっとブランドのことを知りたいと思っていただくためのフロア」と担当者は説明する。

 過去にコラボレーションした「ストリートファイター」のアーケードゲーム機や、ブランドの原点であるバスケットボールシューズにちなむシュートゲームなどを設置。写真映えする空間の中に、ブランドの歴史や世界観を知るきっかけとなる要素を散りばめた。ゲームはコインを購入して楽しむ形式だ。

 巨大ガチャガチャも用意した。1回2000円で、人の頭ほどの大きさのカプセルの中に、Tシャツやソックス、シューズなどが入っているという。SNSでの拡散も意識した、旗艦店ならではの体験型コンテンツを詰め込んだフロアになっている。M2階には、アミューズメント施設「GiGO」の運営会社が協力した。

最終更新日:

◾️Onitsuka Tiger 新宿
所在地:東京都新宿区新宿3-26-11、1〜3階
営業時間:11:00〜20:00

◾️オニツカタイガー:公式サイト

文・五十君花実

Hanami Isogimi

FASHIONSNAP ディレクター

1983年愛知県出身、早稲田大学政治経済学部卒。繊研新聞記者、WWDJAPAN副編集長、編集委員を経て、25年10月から現職。山スキー、登山、ラン、SUPを愛するアウトドア派。ビジネスからクリエイション、ライフスタイルまで、多様な切り口でファッションを取材。音声、動画、コミュニティーなど、活字以外のアウトプットも模索中。

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店舗外観

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1階

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2階

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3階

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