
アイウェアブランドの「ジンズ(JINS)」を運営するジンズホールディングス(以下、ジンズHD)の2026年8月期業績は、売上高が前期比14.4%増の1112億2000万円で、初の1000億円台を達成した。一方、営業利益は114億5400万円(同5.3%減)、純利益は77億9700万円(同6.4%減)と減益となった。
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海外市場が増収額の約4割を創出
国内アイウェア事業の売上高が847億700万円(前期比10.5%増)、海外アイウェア事業の売上高が265億1200万円(同29.0%増)となり、増収額140億円のうち約4割を海外事業が占めた。海外事業は、営業利益が22億1900万円と前期の約3倍に拡大し、連結営業利益に占める海外構成比は前期の6.2%から19.4%へと大きく上昇した。特に、構造改革が終了した中国本土が利益成長をけん引した。
国内では既存店売上高が前期比5.3%増と堅調に推移し、店舗数も540店舗から591店舗へ拡大。初のグローバル旗艦店として今年3月に「JINS銀座店」を、4月に世界最大の旗艦店として「JINS新宿店」を立て続けにオープンし、当初計画を上回る売上を記録した。銀座店では来店客の約8割が海外からのインバウンド客だったという。
営業減益の主因は、国内の旗艦店出店やITシステム刷新などに伴う先行投資の拡大だ。販売管理費は前期比18.8%増の757億2800万円に膨らみ、国内事業の営業利益は同18.6%減の92億3500万円となった。加えて、6〜8月の第4四半期は悪天候によるサングラスの不振、高単価レンズの供給停止、セールによる粗利益率の低下、IT関連費用の増加などが響き、営業利益が計画を約14億円下回った。通期でも修正計画の127億7000万円に対して約13億円の未達となった
来期は売上高1242億円、グローバル1000店舗体制へ
2027年8月期の通期業績予想は、売上高1242億7000万円(同11.7%増)、営業利益115億円(同0.4%増)、純利益78億円(前期並み)とした。セグメント別では、国内売上高は919億円(同8.5%増)、海外売上高は323億円(同22.0%増)を見込む。
店舗数はグループ全体で878店舗から1002店舗へ純増124店舗を計画し、初の1000店舗体制を目指す。内訳は日本651店舗(純増60)、中国182店舗(純増21)、台湾124店舗(純増21)、香港17店舗(純増4)、米国9店舗(純増3)、ベトナム7店舗(純増3)、フィリピン12店舗(直営化による新規連結9店舗を含む)で、海外店舗の比率は35.0%に達する見通し。銀座店や新宿店の好調を受け、今期中の国内外への新規旗艦店出店も前向きに検討しているほか、特に市場規模の大きい中国と米国でのビジネスを強化する予定だ。
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