「シュシュ/トング」2019年秋冬コレクション
Image by: FASHIONSNAP.COM

Fashion 注目コレクション

愛憎入り混じる"赤"を纏った少女、上海の気鋭ブランド「シュシュ/トング」が東コレ初参加

「シュシュ/トング」2019年秋冬コレクション
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 東京ファッションウィーク2日目のトップバッターは、ライ リュウジュ(Liushu Lei)とショウ ウトウ(Yutong Jiang)のデュオによる上海拠点の「シュシュ/トング(SHUSHU/TONG)」が務めた。同ブランドにとって東京での初となるランウェイショーだ。「カワイイ」文化に影響されながら、様々な映画作品から着想する彼らの新作で、フェミニンとダークネスを融合させたコレクションが披露された。

 同ブランドはデザイナーの2人が、ロンドン・カレッジ・オブ・ファッション大学院在学中の2015年に共同で立ち上げた。日本のアニメや世界各国の映画からインスピレーションを受け、独自のフェミニンさをテーラリング技術を取り入れた立体的なフォルムで表現している。今回のショーは、パルコが「若手デザイナーの発掘と支援」を目的に「Amazon Fashion Week TOKYO 」の公式スケジュール内で開催する「FASHION PORT NEW EAST」の支援を受けて開催した。

 今シーズンのテーマとなった”愛してるって言わなきゃ殺す”は1980年代から1990年代にアンダーグラウンドでカルト的な人気を得た戸川純の楽曲「好き好き大好き」の歌詞からの抜粋。このほかホラー映画「The Bad Seed」と「Rosemary Baby」にインスピレーションを受け、イノセントと腹黒さを併せ持つアンビバレントな少女像を表現した。

 ブランドのアイコニックなチュール素材や花柄、リボンモチーフは今シーズンも随所に散りばめた。ボリュームのあるスカートやハーフパンツのスタイルにはハイソックスやタイツを合わせたスタイルや、パステルブルーとホワイトで仕上げたルック、三つ編みのヘアスタイル、カチューシャは「育ちが良く可愛らしい女の子」を意識したものだという。

 多用された印象的な赤は愛と血のイメージの両方を併せ持つ。煩雑なタッチで描かれたギンガムチェックや花柄のペイントが、少女の内に潜む粗野さや凶暴性を引き立て、多数の赤い花が取り付けられたボリュームのあるアクセサリーは、銃で撃ち抜かれた際の血しぶきを表現。一見すると愛らしい印象のアイテムのそこかしこにダークネスさを潜ませた。

 ライとショウは、日本での初めてのショーについて「これまで影響を受けてきた場所での開催は素直に嬉しく特別なものだった」とコメント。今後の日本でのショーの開催についてはこれから検討していくという。

■シュシュ/トング:2019年秋冬コレクション全ルック
■ファッションウィークの最新情報:特設サイト

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