「アキコアオキ」2020年春夏コレクションのプレゼンテーションより
Image by: FASHIONSNAP.COM

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アキコアオキ流のユニフォームを更新、20年春夏コレクションをプレゼン形式で発表

「アキコアオキ」2020年春夏コレクションのプレゼンテーションより
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 ミラーで装飾された壁の間を縫うように、モデルたちが歩く。デザイナー青木明子が手掛けるブランド「アキコアオキ(AKIKOAOKI)」が、2020年春夏コレクションをプレゼンテーション形式で発表した。シルバーのアイラインとタイトなヘアスタイルに仕上げられたモデルたちが、フューチャリスティックな雰囲気を醸し出している。

【全ルック】アキコアオキ2020年春夏コレクション

 コレクションのキーワードは、青木自身の学生時代といったルーツにも通じる「ユニフォーム」。今シーズンは、シャツやスーツといったフォーマルウェアを「現代社会のユニフォーム」とし、所属者のアイデンティティを確立するユニフォームを民族衣装として再解釈した。特に東洋の民族衣装のディテールを独自の視点で切り取り、これまで提案してきた西洋的な制服に見られる要素を反映した構築的なウェアから、新しいユニフォームの定義として布の落ち感やドレーピングを取り入れたという。

 プレゼンテーションの会場は、過去に発表したホテルの一室を使ったプレゼンテーションや、会場でモデル自身が服を着替える演出が目を引いたインスタレーションと比較すると、シンプルで開かれた空間。これまでもブランドのインスタレーションや短編動画を手掛けてきた平野殉士と平野千穂をコラボレーションに迎えて設計した。壁や床は白に統一し、ミラー素材を貼り付けた柱をランダムに設置。モデルたちがミラーを通り過ぎる際に一瞬姿が映る演出で、リアリティを表現したという。

 定番となっているネイビーのジャケットやドレスは、布本来の直線的な形と落ち感を活かしたパーツで構成。スカート部分は、ランダムなスクエアヘムが歩くと弾むように揺れる。得意のレイヤードやセットアップでスタイリングを構成し、プレゼンテーションでは18体を披露した。

 今回のプレゼンテーションは「アールエムケー(RMK)」が全面サポート。ヌーディーなベースメイクと艶やかなヘアの質感、シルバーのアイラインなどで未来的なイメージを体現した。古き良き伝統として捉えられる民族衣装と、現代社会のユニフォームにおける過去・現在・未来を繋ぐ演出だという。

 観客を伴うショー形式での発表を復活させたことについて青木は「ショーやプレゼンテーションは展示会よりもダイレクトにブランドのコンセプトやテーマが発信できると改めて思った」とコメント。本格的な東京のファッションウィークの時期から前倒しでの開催については、国内セールスへのアプローチとして、今後も展示会とセットで早めのサイクルを予定していると話した。また、今シーズンは国内卸の基盤固めを優先し、パリでの展示会は行わないという。

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