「アミ パリス」2023年秋冬のショーに来場した三浦翔平さん
Image by: Koji Hirano(FASHIONSNAP)
「アミ パリス(AMI PARIS)」が、1月19日に2023年秋冬メンズ・ウィメンズのコレクション「PRELUDE」をパリで発表。日本語で"前奏曲"を意味するコレクションのショーには、日本からのゲストとして俳優 三浦翔平さんが来場しました。豪華なゲストも駆けつけたコレクションをレポートします。
ファッションショー初開催の歌劇場
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会場となったのはオペラ・バスティーユ。パリ国立オペラの公演会場の一つでもあるモダン建築の歌劇場で、普段はオペラやバレエ、クラシックなどの公演が行われている場所です。この舞台でファッションショーが行われたのは、今回が初。各国から集まったゲストは広場の階段を上り、ホワイエを抜けてメインホールとなるオペラの舞台へと歩みを進めます。会場はシンプルで最小限のセットで組まれ、スポットライトで浮かび上がるランウェイを主役に据えた贅沢な空間使いに。
三浦翔平さんや各国から集まった豪華なゲストの姿も
三浦さんも会場入り。フォトコールに応じ、ランウェイをバックに撮影。Vネックの白ニットにベージュのロングコート、ゆったりとした黒のスラックスを合わせた、大人の雰囲気漂う出立ちです。コートの中に着たニットには、ハートとAを組み合せたお馴染みのロゴマーク「アミ ドゥ クール」がワンポイントとして大きく胸元に。同じくアジアからショーに招かれた、K-POPグループSEVENTEENのホシさんとの貴重な2ショットも。
ショー開始時間が近づくにつれ、ゲストも続々と会場入りし、"アミ フレンズ"でもある大女優カトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)やカーラ・ブルーニ(Carla Bruni)といったフランスを代表するスターのほか、映画監督で俳優のグザヴィエ・ドラン(Xavier Dolan)やアッシャー(Usher)といった豪華な面々がフロントローに並びます。日本からはSnow Manのラウールさん、秋元梢さん、大平修蔵さん、YAMATOさんの姿も。
新章となるショーの幕開け
いよいよショーの幕が開きます。「2023秋冬のショーは、アミ パリスにとっても私にとっても、新しい章の始まりなのです。PRELUDEは、アミ パリスの本質に立ち返り、ピュアでフレッシュな本物のコレクションを作りたいという私の心からの願いを表現しています」と、創設者兼クリエイティブディレクターのアレクサンドル・マテュッシ(Alexandre Mattiussi)が語るように、ブランド設立以来、ずっと抱いていた思いが形となったコレクションだそう。ショー前にはブランドの公式インスタグラムの投稿を全て削除し、まっさら気持ちで臨んだシーズンとなりました。
ベージュ、ライトブラウントープ、ライトグレー、ペールピンク、バニラペールイエロー、アクアブルー、パウダリーグリーンといった落ち着いたソフトな色味で展開されるコレクションは、まさにフランス人の着こなしそのもの。メンズ・ウィメンズともにボクシーでリラックスなシルエットで「ジャケット一枚で様になる」を体現するかのように軽やかなムードが流れます。ブランドの真骨頂であるベーシックなワードローブをモダンにアップデートし、パリの街中に溶け込むような親近感のあるリアルクローズの数々は、見る人の「着たい!」欲を掻き立てます。
コートの中に羽織ったトップスとショーツを組み合わせた装いは、まるでルームウェアのようにカジュアル。しかし、よく見ると上質に仕立てられたショートパンツだったり、華やかなビジュードレスにルーズ気味の靴下を合わせたりと、所々に意外性のあるアクセントを効かせています。
Image by: AMI PARIS
アクセサリーは大きな新作ショルダーバッグや、ビッグシルエットのウィメンズジャケットにマッチする大ぶりのフープイヤリングが印象的です。
Image by: AMI PARIS
ショーには様々なバックグラウンドから年齢層も多様なモデルを起用。ラストルックを飾ったのはイギリスの大女優 シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)。歳を重ねたからこそ滲み出る渋くてかっこいい佇まいに視線が集まりました。
ショー後はデザイナーとグリーティング
今回多忙なスケジュールの合間を縫って、ショー出席のためパリを訪れた三浦翔平さん。コロナ禍の影響もあり、仕事で海外を訪れるは約5年ぶりだそう。ショーについて「決して派手な見せ方ではなく、シンプルでしっとりとした演出で思わず見入ってしまいました。アミ パリスというとやはりロゴやカラーのイメージが強いんですが、今回のショーはいい意味で落ち着いていて、上質さが際立っていましたね。ブランドの新しい挑戦を見ることができた気がします」と振り返ります。中でも気になったのは、白のセットアップとイエローのロングコートのルックだったそう。
Image by: AMI PARIS
ショー後にはデザイナーのアレサンドルとグリーティング。コレクションについて言葉を交わし、2ショットでの写真撮影も。「今回、現地でショーを実際に見ることができて、壮大なスケールに感銘と、会場が劇場ということもあり表現者としても刺激を受けました」とコメントしてくれました。今シーズンの「PRELUDE(序章)」というコレクションテーマにふさわしく、新たな一歩を踏み出した アミ パリス。この後に続く次の"幕"にも注目です。
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