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「オーラリー」が拠点の南青山からパリコレに発信 安らぎを与えてくれる90年代エレガンス

 岩井良太による「オーラリー(AURALEE)」が、1月22日(パリ時間)、2022-23年秋冬コレクションをパリメンズファッションウィークの公式スケジュールで発表した。ショーは事前に南青山・骨董通りのオーラリー店舗やアトリエのそばにある改装中の空きテナントの中で開催。打ち放しのコンクリートとベニア板の壁面がソリッドな空間で、磨りガラスの窓には外の光と通行人の影が映し出されている。

オリジナルツイードのソフトな風合い

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 オーラリーの強みは素材にある。糸から作るオリジナルテキスタイルは、世界中の最高品質の原料を用いており、ファッション玄人を唸らせている。今季はツイードに着目。ウールやシルク、アルパカ、カシミヤ、オーガニックコットンを使い、国内の古い織機で伝統的な職人技によって織り上げた。このオリジナルツイードは、従来のツイードの重厚感を打ち消し、ソフトな風合い。ファーストルックから7ルックは、クリーム色を基調としたクリーンなワントーンコーディネート。なめらかな梳毛のコートに、ツイードのセットアップ、ローゲージセーターを合わせて、異素材の風合いを楽しむ。

「オーラリー」2022-23秋冬コレクション

Image by: AURALEE

「オーラリー」2022-23秋冬コレクション

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エレガントな1990年代のムード

 目指したのは、ラグジュアリーでエレガントな1990年代のムードだという。ミニマルなタイトフィットやルーズなシルエット、アウトドアなどの90年代の要素を加えながらも、上品なこなしで心地よさを与えてくれる。一見ベーシックだが単品で見ると、ニットのブラトップ、モヘアのポロニットなど、コンサバではない遊びの効いたアイテムもある。ショーは中盤に差し掛かると、ベビーピンク、ビビッドなグリーン、コバルトブルーの鮮やかなカラーパレットが加わり華やかな印象になっていった。

「オーラリー」2022-23秋冬コレクション

Image by: AURALEE

「オーラリー」2022-23秋冬コレクション

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「オーラリー」2022-23秋冬コレクション

Image by: AURALEE

「オーラリー」2022-23秋冬コレクション

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継続するニューバランスやブレディとのコラボ

 コラボレーションを継続している「ニューバランス(New Balance)」とは今季、大きな“N”ロゴとアシンメトリーのソールパターン、スクエアトゥが特徴的なスニーカー「XC 72」のモデルを発表。ホワイト、ベージュ、ブルーグレー、ブラックブラウンの4色で登場した。「フット ザ コーチャー(FOOT THE COACHER)」とのブーツ、ゴム紐になったソフトスエードのスリッポン、神戸の職人と取り組んだというウエスタンブーツなどの新作シューズも足元を彩る。またイギリス発のバッグブランド「ブレディ(Brady)」とのコラボによるバックパックも披露した。

「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション
「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション
「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション
「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション
「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション
「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション
「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション

Image by: AURALEE

「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション
「オーラリー」2022-23年秋冬コレクション

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パリに挑戦してからのオーラリーの成長

 フィナーレでは、モデルがランウェイにラインアップした後、楽しげにおしゃべりをしながらバックステージへと帰っていった。今季の岩井デザイナーが打ち出したのは「暖かさ、安らぎ、軽さ、輝き。雪空の銀色の雲からのぞく、心地よい太陽の光」のキーワード。ブランド名の由来である「光の当たる土地」という意味にぴったりで、オーラリーらしいコレクションだった。パリに挑んでから3年間、知名度も売り上げも着実に広げている。MR PORTERやMATCHES FASHION、SSENSEなど主要ファッションEC大手をはじめ、今や20を超える国と地域の60アカウント以上で取り扱われている。オーラリーの服は丁寧な物作りで着る人に寄り添い、世界中の多様な人々を包み込んでいく。

「オーラリー」2022-23秋冬コレクション

Image by: AURALEE

AURALEE 2022年秋冬

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AURALEE 2022-23年秋冬コレクション

2022 AUTUMN WINTERファッションショー

ファッション リポーター

大杉真心

Mami Osugi

文化女子大学(現文化学園大学)とニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)でファッションデザインを学ぶ。「WWD JAPAN」で記者として、海外コレクション、デザイナーズブランド、バッグ&シューズの取材を担当する。2019年にフェムテック分野を開拓し、ブランドや起業家取材を行う。21年8月に独立し、ファッションとフェムテックを軸に執筆、編集、企画に携わる。22年4月から文化学園大学の非常勤講師を務める。

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