
©FASHIONSNAP

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大阪・関西万博に出展中の「ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier」。「カルティエ(Cartier)」が内閣府、経済産業省、2025年日本国際博覧会協会と共同出展したパビリオンは「ともに生き、ともに輝く未来へ」のコンセプトのもと、女性のエンパワーメントに賛同する国際的なアーティストやアクティビストと共に、訪れる人々にインスピレーションを与える没入型体験を提供しています。万博開幕から1ヶ月経った5月下旬、開館を祝うセレモニーをはじめ、セレブレーションイベントが開催。3日間を通して、パビリオン内外での体験を通して、カルティエの先進的な取り組みを紹介します。
カルティエのヴィジョンを体現したパビリオン
©ARCHI CAPTURE
カルティエは、ジェンダー平等と女性のエンパワーメントをラグジュアリーメゾンの責任ある行動として捉え、これまでにも精力的に啓蒙活動を行い、継続的に支援してきました。大阪・関西万博では、ドバイ万博に続き、ウーマンズ パビリオンを再び展開。東ゲートゾーン 大屋根リング外の日本館の隣に位置するウーマンズ パビリオンは、真っ白な立体的格子が組み合わさってできたファサードが目印です。ドバイ万博の日本館で建築家・永山祐子により設計された日本の伝統とモダンを融合させた組子ファサードが大阪・関西万博でも再利用され、ウーマンズ パビリオンとして新たな命が吹き込まれました。
没入型ストーリー体験──順路で辿るパビリオン内部
組子のファサードから青空が爽やかに覗くエントランスの「THE GARDEN」を通り抜け、入り口で配布されるヘッドセットのオーディオガイドに従って2フロアからなる館内へ。旅の主役となる"あなた"の名前を音声で登録し、パビリオンでの体験がスタートします。ロンドン五輪の閉会式や数々のセットデザインを手掛けてきた、イギリス人現代美術家のエズ・デヴリンが、パビリオンのグローバル アーティスティック リードを務めています。


まず、ゲストを迎えるのは「THREE WOMEN」の部屋。エズ・デヴリンと映画監督 河瀨直美が手掛けた3人の女性、小説家 吉本ばなな/詩人・アクティビスト エムティハル・マフムード/環境保護活動家 シエ・バスティダのショートフィルムが投影されています。来場者は「THREE PATHWAYS」で3人のいずれかの人生を辿る物語に導かれ、扉の先へと進みます。



<小説家 吉本ばななの道>
国籍や年齢、職業の異なる3人の女性の歩みを追体験した後は、しばし足を止め、自己と向き合う「MA」のスペースへ。日々、たくさんの人が来場する万博会場でひと時の静寂の時間を過ごします。

「PUZZLE BOX」は、UN WOMENよる現代社会における女性を取り巻く統計データのほか、ジェンダー平等の現状や各国のリーダーによるアクションなどが映し出されている学びの部屋。スクリーンに映し出される選択肢をタッチし、自身のリーダータイプが診断されるインタラクティブな展示も。

そして最後の部屋「YOUR HAND」では、多様な14人のロールモデルが登場。ヴィジュアルエフェクトとともに現れる登場人物それぞれのブースに手をかざすと、希望あふれるメッセージが浮かび上がる、という仕掛けです。

▲黒柳徹子さんのブースでは「咲くはわが身のつとめなり。/ Bloom with Purpose.」の文字が。これは著書「続 窓際のトットちゃん」に出てくる先生の言葉。自分の個性や才能を最大限に活かし、社会に役立てるべきという意味が込められた力強いメッセージです。そのほか、僧侶でアーティストの西村宏堂さんやわずか10歳で環境問題に取り組む会社を起業した細井愛茉さんなどの日本人も。
2階へと続く階段を登ると、吹き抜けの庭園「UPPER GARDEN」が開放的に広がります。景観デザイナーの萩野寿也が手掛けた館内の植栽は、地域の植物を中心に構成され、木々は万博終了後には地元の山に還されるそう。


会期中、2階の「WA」スペースでは世界的な専門家やヴィジョナリーリーダーなどを招聘し、6つのテーマのもと150をこえる講演会やパネルディスカッションといったイベントを定期的に開催。オーディエンスに考えるきっかけを与え、アクションへの一歩を後押しします。事前予約をすれば、誰でも参加可能。6月は中田英寿、熊川哲也、ファッションデザイナーのガブリエラ・ハースト、SHELLYなどが登壇を予定しています。ウェブサイトでは最新情報が随時更新中。

Victor Picon© Cartier

Yuta Kono ©Cartier
パビリオンのアテンダントユニフォームは、「サカイ(sacai)」デザイナー兼クリエイティブディレクターの阿部千登勢が担当。白のシャツにグレーのパンツを合わせ、サカイらしいシルエットとディテールが特徴です。
世界が注目するセレブレーションイベントのハイライト
セレブレーションイベントの一環として、式典やコンサートなどが万博の舞台を彩ります。5月21日には万博内EXPOホールにてオープニングセレモニーが開催。国内外およそ1600名がお祝いに駆けつけ、特別な日に華を添えました。




賀来賢人 ©Cartier
オープニングセレモニーでは、「ともに生き、ともに輝く未来へ」のメインテーマのもと、詩の朗読やドラムパフォーマンスのほか、女性のエンパワーメントを体現してきたグローバルリーダーたちによるスピーチが披露。フィナーレには和太鼓や雅楽の演奏をバックに奄美大島出身の唄者 里アンナによる力強い歌声で日本古来の自然讃美を歌ったオリジナル曲「心に咲く花」が会場に響きわたり、エズ・デヴリンが手掛けた舞台演出と相まって、約1600人の観客を感動の渦に巻き込みました。

Victor Picon ©Cartier
翌22日には堺市内でカルティエが創設した女性起業家支援プログラム「カルティエ ウーマンズ イニシアチブ(CWI)」のインパクトアワード授賞式が開催され、9人の社会にインパクトを与える女性起業家が表彰されました。2006年の創設以来19年目を迎えるこのプログラムでは66ヶ国約330人のフェローを輩出。現在2026年度CWIを募集しており、女性起業家の更なる活躍を後押ししています。

Sina Engin © Cartier
3日間にわたるセレブレーションイベントの最後を締め括ったのは、特別記念コンサート「マザーアース(Mother Earth)」。大阪のザ・シンフォニーホールで開催された公演では、シモーネ・メネセス氏の指揮のもと、ファジル・サイ作曲のピアノ協奏曲「Mother Earth」が世界初披露され、大阪フィルハーモニー交響楽団と共演しました。自然の四要素(水、空気、火、大地)に着想を得たこの協奏曲は、地球温暖化への深い懸念と警鐘のメッセージも込められています。



Yuta Kono © Cartier 撮影協力:ザ・シンフォニーホール
国籍や世代の異なるリーダーたちのストーリーと出会い、さまざまな視点から女性にまつわる社会課題に触れることで、学びと気づきを与えてくれる「ウーマンズ パビリオン」。性別を問わず訪れたすべての人が、社会との関わりを"ともに"考えることでより良い未来を手繰り寄せることができるはず。大阪・関西万博のウーマンズ パビリオンで「ともに生き、ともに輝く未来へ」の一歩を踏み出してみては。
最終更新日:
■ ウーマンズ パビリオン in collaboration with Cartier
会期:2025年4月13日~10月13日
開館時間:9:00~21:00
場所:東ゲート側 日本館の隣
※万博会場入場には「EXPO2025デジタルチケット」サイトでチケットが必要。パビリオンは予約なしでも入場可。
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