CELINE 2020年ウィンターコレクション
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Fashion 注目コレクション

「セリーヌ」圧巻の111ルックでエディ流ブルジョワジーを更新 2020年ウィンターコレクション

CELINE 2020年ウィンターコレクション
CELINE 2020年ウィンターコレクション
Image by: CELINE

 「フレンチ」「ブルジョワジー」「70年代」――3つのキーワードをシーズンを追うごとに色濃く表現しているエディ・スリマン(Hedi Slimane)による「セリーヌ(CELINE)」。最新の2020年ウィンターコレクションは更にステージを上げて新たに顧客向けのメイドトゥオーダーを提案するなど、特にブルジョワジーの要素が際立った。

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1. ゴージャスでレトロな圧巻の111ルック

CELINEショー会場の外観

 会場は、今回もアンヴァリッドに設置した巨大なブラックボックス。ゴールドに輝く「トリオンフ」を背にショーがスタートした。1年前に発表した2019年ウィメンズウィンターコレクションから継続して発表してきたフレンチブルジョワジーを踏襲したウィメンズと、ニューロマンチシズムを表現するメンズがミックス。クラシカルな素材に加え、今シーズンの代表的なベルベット、スパングルやモロッコ調の刺繍が施されたゴージャスなテキスタイルといった、シャイニーなテクスチャーが目立った。

 テーラードジャケットやライダースジャケット、ファーやボアのブルゾン、ケープコートの中に合わせるのは、男女共にシルクのボウブラウスやジャボブラウスなど。ウィメンズではワンピースドレスをはじめ、膝丈のスカートやキュロット、ジーンズなどと合わせ、エディの代名詞でもあるスキニーボトムはブーツカットになって登場した。古着を思わせるロンドンジャケットや壁紙を模したという柄、つばの大きいフロッピーハットやサングラス、スカーフといった、1970年代のレトロなムードが注入されている。

 クラッチとして登場した新バッグ「サルキー(Sulky)」は1960年代に登場したアーカイブからの復刻。トリオンフ キャンバスのドラム型バッグなど新型も登場した。

 ショーの後半に発表されたラグジュアリーなフォーマルウェアはメイド・トゥ・オーダーのアイテム。特別な顧客のみのオーダーによる受注販売のため店頭には並ばないワンランク上のコレクションで、ショーでは初披露となった。

 

2. エディが選ぶ天然石のジュエリー

 ショーの招待状として送られてきたブックには、クリスタルを写したポスターが綴られていた。そのインスピレーションは、ジュエリーライン「クリスタルセリーヌ(LES CRISTAUX CELINE)」となって初登場。無垢の天然石を使った一点モノのジュエリーで、完全オーダー制。クリスタル、タイガーアイ、アメジスト、スモーキークォーツ、パイライトなどのバリエーションがあり、天然石のセレクトから、その石に沿ったデザインまで、全てエディが手掛ける。

 通常の店舗ではコマーシャルラインとして天然石のアクセサリーが展開される予定となっている。

 

3. 身に着けるセザールの彫刻

 フランスを代表する彫刻家で現代美術家のセザール・バルダッチーニ (Cesar Baldaccini)による作品とのコラボレーションを発表。セザール財団との協業により、代表作のジュエリー「compression Cesar bijou」シリーズのレプリカが製作された。メタルをスクラップする際の工業的なプロセスの中で生まれる偶発的な形状に芸術性を見出し、この工程をアクセサリーで表現。ヴェルメイルとシルバーの2色で展開されるジュエリーは、シリアルナンバー付き200個限定で販売される予定だ。

 エディの念願だったというセザール財団とのジュエリーは、今シーズンのセリーヌを象徴する芸術的でハイグレードな逸品となっている。

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