Cocomiが体験するディオール ヘリテージ Vol.1 バラの香りに包まれた「ローズ フィールド」を訪ねて

Image by: FASHIONSNAP(Photo by Yas)

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Cocomiが体験するディオール ヘリテージ Vol.1 バラの香りに包まれた「ローズ フィールド」を訪ねて

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 「ディオール(DIOR)」の1947年のメゾン誕生とともに生まれたフレグランス「ミス ディオール」。戦後の暗い時代の中でも女性たちに幸せを取り戻したい、と願ったクリスチャン・ディオール(Christian Dior)の想いが込められ作られたミス ディオールは、時を超え、今なお世界中の女性たちに愛と幸せを届け続けているフレグランス。その香りの主役となる花、ローズ ドゥ メが咲き誇る南フランス・カリアンにある、ディオールと専属契約を結ぶ花農園「クロ ドゥ カリアン」に、ディオール  ビューティー アンバサダーのCocomiが訪問。香り立つローズに五感を刺激され、降り注ぐ南仏の日差しを浴び一層輝きを増したCocomiが、ミス ディオールの真髄に触れる。

 女性の美しさを敬愛するのと同じくらい、深く花を愛していたクリスチャン・ディオールは、フレグランスに使われるバラやジャスミンなどが咲く畑で多くの時間を過ごしたという。母からガーデニングを学び、母のために植物でいっぱいの庭を作ったとも。ここローズ フィールドの太陽の光を浴び育ったバラは、そんなムッシュ・ディオールの熱い想いとも重なる、濃厚で愛にあふれた優雅な香りで辺り一面を包み込む。

クリスチャン・ディオールが愛した南仏カリアンの地に咲くローズ ドゥ メ

 ローズ フィールド「クロ ドゥ カリアン」とディオールのパートナーシップは、アーメル・ジャノディ氏とディオールのパフューマー クリエイター、フランソワ・ドゥマシー(Francois Demachy)との出会いから始まった。2011年に花園をオープンしたジャノディ氏は、初摘みの花を持ってカリアンの地に眠るムッシュ・ディオールの墓地へ行き花を捧げ、その数ヶ月後にディオールとのパートナーシップ契約が結ばれることになったという。現在は、ディオールのパフューム クリエイション ディレクター、フランシス・クルジャン(Francis Kurkdjian)がこのクロ ドゥ カリアンに通う。

有機栽培で育つ花々「植物をもって、植物は育つ」

 ローズ フィールド「クロ ドゥ カリアン」は2011年にオープン。約10ヘクタールの花園には、ローズ ドゥ メ(センティフォリアローズ)、チュべローズ、ジャスミン、オレンジが化学肥料不使用の、有機栽培で育てられている。「自然はコントロールすることはできません。だから花々だけでなく草も生え、そこに鳥や虫も集まり自然の仕組みで循環します。『植物をもって、植物は育つ』のです」。

 撮影した5月はローズ ドゥ メの収穫時期。早朝の花が開く時が最高の香りを放つことから、午前中の3〜4時間、3〜10人で収穫を行う。100年前は長いドレスをまくってそこに積んだ花を入れていたが、今はバルジャックと呼ばれるエプロンに入れ、集まったら麻袋に。その麻袋は工場に送られ花の香りが発散しないよう、最長でも4時間以内の保管で処理される。「5月のバラは香りのスペクタクルが強い。5月初旬に収穫したバラは、レモンなどの柑橘系の香りが立ち、その後ゼラニウムやハニー、ペッパーが香ってきます。5月下旬になるにつれ、ペッパーなどスパイス系の香りが強くなってくるのです」。

 8月に入るとチュベローズの収穫時期になる。昔はカリアン地方でもたくさん栽培されていたというチュベローズの、現在の生産地の中心はインドに。偶然手に入った球根をドゥマシーが気に入り、この地で栽培をスタートした。「完全に無くなっていたかもしれないフランス・カリアン産チュベローズがディオールのおかげで復活しました」とクロ ドゥ カリアンを率いるジャノディ氏は語る。

Interview with Cocomi 

 今回初めてローズ フィールドに訪れたというCocomi。一面に咲き誇るバラに目を輝かせ、そしてその香りに心を癒やされていくCocomiが、ローズ フィールドとフレグランスへの愛を語ってくれた。

ー初めてローズ フィールドに訪れた感想は?
 絵本や物語に出てくるバラ園に、こんな場所があればいいのに、と思っていた場所が目の前に広がっていて、その瞬間、非日常的な世界に踏み込んだようでした。太陽や風を肌で感じ、バラに触れてもいないのに肌が香りのヴェールに包まれているような、不思議な感覚でした。香りもとても強く感じて、五感に語りかけてくる、そんな場所ですね。

ーバラを香ってみてどうでしたか?前の日に雨が降って、朝露に濡れたバラが鮮やかに香ってきましたね。
 雨によって香りが際立っていてとても気持ちよく、この瞬間の香りに出合えて、ラッキーだったと思います。摘みたてのバラを手のひらいっぱいにのせて香ってみたのですが、すぐにミス ディオールのバラだと分かる香りで驚きました。“ブルーミングブーケ”と名前を付けたくなるのが分かる香りですよね。

ー訪れる前と、後では香りの印象は変わりましたか?
 そもそもフレグランスに対する気持ちが変わりました。本当の花から作られていることはもちろん知っていましたが、この目の前に広がるバラの花がフレグランスになること、それがまず「魔法」だと思います。そして花農園の人たちが本当に素晴らしい。繊細であるバラとそしてその香りを、長年ずっと守り続けていることに、感動しました。ここで漂う香りそのままをボトルに閉じ込めて届けている。本当に尊敬しました。

ー「ミス ディオール ブルーミング ブーケ」、改めてどんな時につけたいと思いますか?
 フレグランスはまとわない日がないと言っていいほど、毎日つけています。今回の旅を通して、ブルーミングブーケはこれまで以上にお気に入りになりました。コンサートでまといたい、そう思います。お部屋をこの香りでいっぱいにできたら嬉しいですね。

シャツ 17万5000円
サロペット 57万円(参考価格)
ハット 17万円
イヤリング 6万円
すべてディオール

「ミス ディオール ブルーミング ブーケ」100mL 1万9250円、「ミス ディオール」ボディケア コレクション(各75mL 各6600円)

「ミス ディオール ブルーミング ブーケ」
 花々が優しく包み込むようにいきいきと柔らかに香るフレッシュなフローラルの香り。きらめきに満ちた花々が咲き誇るブーケは、ひと目惚れを思わせるカラブリアン ベルガモットのみずみずしい輝きで幕が開け、みずみずしく香りたつフレグランス。ピオニーとローズノートが、情熱的な愛のように優美に香り、ホワイト ムスクの繊細なレースにふんわりと包まれ花々が語りかけるように、愛のきらめきと喜びを物語る。

「ミス ディオール」ボディケア コレクション
 6月2日に数量限定で登場した「ミス ディオール」のボディケア コレクション。「ローズ シャワーオイル」、「ローズ シャワー ミルク スクラブ」が肌をやさしく洗い上げ、「シマリングローズ ボディ ジェル」で香りとともにほんのりきらめき美しい肌へと導く。咲き誇るローズの花々の香りに包まれてラグジュアリーなひと時を叶えてくれる。

■Cocomi
東京都生まれ。3歳からヴァイオリンを、11歳からフルートを始め、インターナショナルスクールで学んだ後に桐朋女子高等学校音楽科に入学。高校を卒業後、フルートをNHK交響楽団の神田寛明氏に師事し、今春、桐朋学園大学音楽学部カレッジ・ディプロマコースを修了。

MODEL:Cocomi
PHOTOGRAPHY&MOVIE:Yas
STYLING:Ryokokishimoto/W
MAKE-UP:Yumi Endo
HAIR:Cyril Auchère 
TEXT&EDIT:Akiko Fukuzaki(FASHIONSNAP)
COORDINATION:Yuui Imai(FASHIONSNAP)

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