そうなんですよね。フェムテックと言っても広域な意味があるんですよね。

たとえば、腰が痛いときは、ローズマリーやマジョラムなどの精油をブレンドしたマッサージオイルを塗るのがおすすめです。血行促進や、炎症部分を鎮静する作用が期待できます。身体がすーっと軽く感じられるようになりますよ。すでにブレンドされたボディオイルもあるので、お気に入りのアイテムを見つけてみてください。

基本的に生理中は基礎体温が下がるものなので、ホルモンのバランスが乱れて体温が上がっている場合は、メリッサ（レモンバーム）を水で薄めて手軽に飲めるチンキ剤でケアしてみてくださいね。ペパーミントの精油が入ったオイルやクリームで身体をマッサージするのもいいですよ。

それから身体がだるくなる・身体が重いと感じるときは、体全体の血流をよくすることで、楽になることがあります。ヴァンルージュを温かいハーブティーで飲む。ユズの精油を1～2滴垂らしてアロマバスに入ってみる。どちらも手軽に取り入れられる方法なので、ぜひ試してみてほしいですね。

先ほども取り上げましたが、メリッサ（レモンバーム）は、女性のためのハーブとも言われているんです。身体に働きかけるのと同時に、気持ちも穏やかにしてくれます。ハーブティーや水で薄めて手軽に飲めるチンキ剤で、手軽にケアできるので試してみてほしいですね。

他にも、香りの成分はダイレクトに脳に働きかけてくれるので、アロマバスや、芳香浴をして、ゆっくり深呼吸をしてみてください。ラベンダーやゼラニウムの香りがおすすめですがご自身の好きな香りでもいいですよ。

生理痛がある方は生理中、血液の巡りをよくしておくことが痛みをやわらげることにもつがなるので、体を冷やすようなもの（冷たい飲み物や食べ物）は取りすぎないように気を付けるといいですね。また、カフェインも同様に体を冷やしやすいので、できるだけ控えるのが良いでしょう。反対に、経血の排出によって体内の鉄分が失われるので、鉄分の多い食品（レバーなど）を摂るのがおすすめです。他には、体を温めることも大切です。生理前や生理中はなるべく温かい飲み物を飲みましょう。中でもおすすめのハーブはメリッサ（レモンバーム）。メリッサは女性ホルモンのバランスを整えてくれるので、生理時のサポートケアとして常備しておくのがおすすめです。

鉄分を多く含む食事を意識して摂りましょう。先ほどのレバーのほか、まぐろが有名ですが、苦手な方はホウレンソウやプルーン、海藻もおすすめですね。現代の食生活ではミネラル分は摂りづらいことも多いので、普段から積極的に取り入れてみてください。ハーブティーであれば、おすすめは「ネトル」。温かくして飲むと体も温められるので良いと思います。

1回の月経期間で20～140mLだと正常だと言われていますが、なかなか経血量を測ることは難しいですよね。ナプキンの交換頻度が2～3時間に1回でも持たないような方は、月経過多が考えられます。また、レバーのような塊が出たり、生理痛があまりにもひどい場合には、一度婦人科で検査を受けてみることをおすすめします。自分の経血に関心を持って、「あれ、いつもと違うかも？」という異変に気付けるようにしておくのが大事だと思います。