髙島涼が阪急メンズ大阪でお買い物 ファッションを選ぶように香水を選んで

髙島涼が阪急メンズ大阪でお買い物 ファッションを選ぶように香水を選んで

 阪急メンズ大阪の地下1階にある「メンズビューティー」が、昨年から今年にかけてリニューアル。スキンケアやメイクアップ、グルーミング、ヘアケアとトータルビューティを提案する売場の中で、ひときわ目を引くのが、全43ブランド・600種類以上を揃えるフレグランスのエリアだ。香りを言語化しておすすめのフレグランスを提案してくれるAIコンテンツ「KAORIUM」もあり、コンサルテーションに慣れていない男性でも安心して五感を研ぎ澄ますことができる。

 このメンズに特化したメンズビューティーで、ファッションセレクトショップ「+81」を手掛ける髙島涼さんがショッピング。当日のファッションに合わせるフレグランススタイリングは⎯⎯? さらに、スキンケアやメイクアップアイテムも髙島さんならではのこだわりのセレクトが。髙島さんのショッピングに密着した。

トータルな美を提案する「メンズビューティー」に到着



 メンズビューティーは2023年11月に第1弾、2024年3月に第2弾のリニューアルを実施。「なりたい自分を叶える」をコンセプトに、1人ひとりのライフスタイルや好みに寄り添うようにアイテム数やブランド数を拡充する。売場はリニューアル前に比べ約1.5倍に増床し、フレグランスのほかスキンケア・メイクアップ、ライフスタイルのカテゴリで構成。その中で、近年需要が増加傾向にあるメイクアップアイテムがさらにパワーアップ。その象徴としてトータルに表現できるディオールがメンズ特化型カウンター「ディオール メンズ ビューティー(DIOR Men’s Beauty)」として関西初出店した。フレグランスでは「ロエベ パルファム(LOEWE PERFUMES)」や「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」、「クリード(CREED)」、「キリアン パリ(KILIAN PARIS)」、「メゾン フランシス クルジャン(MAISON FRANCIS KURKDJIAN)」、「アクアディパルマ(ACQUA DI PARMA)」といった、世界的なフレグランスメゾンを中心にラインナップ。関西随一のフレグランスの取り揃えから、自分の“好き”を見つける楽しみを提案している。売場内に設置された理容室「バーバリングメソッドプラス(BARBERING METHOD PLUS)」は、ヘアカットやシェービングはもちろん、まゆデザイン、ネイル、フットケアなど、性別を問わずにトータルにビューティをプロデュースするメニューに進化した。そのほかフレグランス選びに役立つAIツールの展開やメイクのタッチアップコーナーも用意している。

ファッションからメゾン、ニッチまで600種以上が揃うフレグランスコーナーへ お気に入りの香りを発掘

 髙島さんが早速足を運んだフレグランスワールドには、「ペンハリガン(PENHALIGON'S)」や「トム フォード ビューティ(TOM FORD BEAUTY)」、「ヒーリー(HEELEY)」、「エラ ケイ(ELLA K)」…など、43ブランド・600種以上のフレグランスがラインナップされています。有名なフレグランスメゾンからファッションブランド発のフレグランス、ニッチフレグランスまで揃い、その中からジェンダーレスな香りを中心にピックアップされていて、性別を問わずプレゼント選びにも最適。髙島さんが普段まとっているフレグランスについて聞きながら、一緒に巡ります。

フレグランスワールド

 「普段は柔らかいムスク系のフレグランスを使っています。特に『バイレード(BYREDO)』の『ジプシーウォーター』という香りがお気に入りです。そのほかは、柑橘系やベルガモットの香りも好きです」(髙島)。持っているフレグランスの数は8個で、その日の気分や、行く場所や会う人、シチュエーションでも使い分けているそう。

 「服には服用のファブリックミストを使用しています。体につけたフレグランスと混ざってもなじむような香りを自作しました」と、なんと自分で香り作りを行なっているというこだわりも。


 そしてまず試したのが、「アトリエマテリ(ATELIER MATERI)」。阪急メンズ大阪 メンズビューティー アシスタントバイヤーの土山怜緒菜さんからブランドの説明を受けます。「2019年にパリで創業した、“素材”や手仕事が追求されたフレグランスメゾンです。ボトルキャップはコンクリートを用い、職人が1つひとつ手作業で製作しています。100mLのフルボトルサイズの展開もありますが、通常ラインナップで10mLサイズが揃っているのもポイントです。ボトルデザインも可愛いので、髙島さんのファッションにもマッチしそうです」

 髙島さんがお勧めされた香りが、「サンタル ブロンド(Santal Blond)」。ブランドの一番人気の香りで、カルダモンやサンダルウッドがたおやかかつエレガントに広がる、天然香料で作られたまろやかさのある香りが特徴です。「直感的にすごく好きな香りです」と髙島さん。

 「普段似た系統の中から少し幅を持たせるような香り選びをしているので、サンタル ブロンドの上品で柔らかいような、身の回りに溶け込むような香りが気に入りました」と、早速お気に入りの香りに出合いました。

 土山さんの説明を聞きながら次々と違うフレグランスを試していきます。「気になる香りが多くて、自分では選びきれないですが、コンサルテーションを受けてブランドや香りについて深く理解すると選択肢が広がっていきますね」(髙島さん)。

 阪急メンズ大阪 メンズビューティーでは、フレグランスに精通したスタッフが常駐していて、香り選びをサポートしてくれます。その日の気分やどういった香りが好きか、自分用か、誰かへのプレゼントなのか、などなど香りにまつわるライフスタイルを聞くことで、より深いコンサルテーションが受けられます。ブランドのヒストリーや香りについて説明を受け、そしてレコメンドアイテムも。どっぷりと香りに浸りながら選ぶことができます。

 続いて髙島さんが普段からつけているという「バイレード(BYREDO)」のコーナーへ。バイレードは、ストックホルム発のブランドで、元バスケットボール選手のベン・ゴーラム(Ben Gorham)氏が創業したブランドです。彼の生き方や影響を受けた文化が表現された香りが多く、香りをより新鮮に楽しめる無駄のないボトルデザインも人気を集めています。トップセラーの香りや秋冬にお勧めの香りを数点、ムエットに吹きかけてもらいながら試していきます。

 「こんなに香りの種類があったことに驚きました。ジプシーウォーターは普段から使っている香りですが、お勧めしていただいた『モハーヴェ ゴースト(MOJAVE GHOST)』や『ブランシュ(Blanche)』もかなり気になりました。どちらも透明感のある香りで心地よさも感じます。時と場所を選ばない、洗練された香りで、いろんなところに“一緒に”行ってみたい、そう思わせてくれました」と新しい発見に心が躍ったようです。

 「特にブランシュは日常的に使っている石けんやボディソープ、洗剤などの香りと近しいので親しみやすいですね。普段つけている香りの延長線上にあり、TPOを選ばず幅広いシーンで使いたいです。清潔で品のある優しい香りは、万能に使えると思いました」と笑顔。

 キャンドルやボディケア製品も多く並ぶ中で、髙島さんは「キャンドルは家でよく炊いています。ボディソープは香りが強いものを使うことはないのですが、試したい気分の時もあって。グルーミングアイテムと一緒にボディケアアイテムも並んでいたので、効果だけでなく、香りから直感で選ぶのも楽しそうです」と豊富なラインナップの店内のさまざまな場所で足が止まります。

髙島涼が選んだフレグランス「アトリエマテリ」と「バイレード」

アトリエマテリのフレグランスボトル
バイレードのフレグランスボトル

アトリエマテリ サンタル ブロンド(10mL 8800円、100mL 3万7400円)

※画像はいずれも100mL

 アトリエマテリのサンタル ブロンドはルカ・シウザック(Lucas Sieuzac)が調香。カルダモンのスパイシーさとベルガモットの爽やかさに続き、ジャスミンの芳醇さにトンカビーンの温かさ、ウッディな甘さのあるサンダルウッドがまろやかに混ざる。高品質のサンダルウッドエッセンスで素材に込められた光が表現され、たおやかかつエレガントな香りに仕上げられている。

 バイレードブランシュはブランドのアイコン的香り。ジェローム・エピネット(Jérôme Epinette)が調香し、香りの質感と肌心地が追求されている。洗濯したての清潔な香りを思い起こさせるように、アルデヒドやフローラルローズ、サンダルウッド、ムスクやピオニーが、柔らかさと強さを両立しながらミディアムな濃密さを奏でる。

「ディオール」と「ジョー マローン ロンドン」のメンズ特化型コンセプトストアへ

 次に訪れたのは、今年3月に新規導入となった「ディオール(DIOR)」と「ジョー マローン ロンドン(JO MALONE LONDON)」。この2つは、それぞれのブランドがメンズに特化して打ち出したショップとして注目を集めています。

 「ディオールはクールな印象で、男らしい香りのアイテムも揃っているので、入りやすく選ぶのも楽しそうです。メイクアップはまだ手を出せていないのですが、スキンケアはルーティンとして取り入れたいと思っているので、トータルで提案してもらえるのは嬉しいですね」と髙島さん。

 ジョー マローン ロンドンではこれまでにないアイテムに惹かれたようです。「シックなイメージで気軽に入ることができて、手に取りやすいアイテムが揃っていますね。普段からキャンドルを愛用しているのですが、今回特に気になったのは、カーディフューザーです。好きな香りを車内でも楽しめるのはいいですよね。運転が長くなると気分転換にも香りは重要です」

 ディオールはスキンケアやフレグランスに加えて、メンズメイクのニーズ拡大をとらえたメンズビューティのトータルライフスタイルを提案する。展開店舗限定のメンズスキンケアライン「ディオール オム ダーモシステム」の導入をはじめ、人気の香りを中心にシェービングやバスアイテムなどを豊富に展開する。

 ジョー マローン ロンドンは、木目を基調とした店舗デザインは性別を問わず入りやすく、小物や配置にもこだわり。英国パブがイメージされたミッドセンチュリーのブリティッシュスタイルの店舗で、身にまとう洗練されたフレグランスのほか、グルーミングアイテム、キャンドル、カーディフューザーなどをラインナップする。

“香りを可視化”してくれるAIコンテンツ 新しい香り、新しい自分と出会う

 フレグランスは、探している香りや好きな香りを言語化することや明確なイメージを持つことが難しいため、上手く選べないという人も。そんなフレグランス選びをサポートするために、阪急メンズ大阪 メンズビューティーでは、「言葉」によって香りの印象を可視化し、言葉に紐づく香りを辿って自分にぴったりの香りを提案してくれるAIコンテンツ「カオリウム(KAORIUM)」が用意されています。髙島さんもカオリウムで香り選びをサポートしてもらいました。

 髙島さんは「特別な時につけたい香り」や「優しい」「穏やか」「リラックス」などのキーワードを選び、捉えづらかった「好き」を言語化し、提案された香りを香り比べ。そこからさらに好みの香りを探していきます。配置された香りは複数のブランドからキーワードやイメージにあったものがセレクトされ、ブランド名や香りの名前は隠された状態です。最後に求めている香りが言語化され、提案された香りの名前が知らされます。


 髙島さんが潜在的に求めている香りは「“秋の枯れ葉時雨”のような香り」。そこから提案されたのが、「パルル モア ドゥ パルファム(PARLE MOI DE PARFUM)」の「トータリー ホワイト」と、「ペンハリガン(PENHALIGON'S)」の「ブレナム ブーケ」、そして最初にお勧めされて「好きだ」と言っていた、アトリエマテリのサンタル ブロンド。

 「香りを言葉にして伝えるのは難しいと思っていたので、こういった形で自分の好きな香りを探せるのは革新的だと思いました。最初に好きだと感じた香りが出てきて、『やっぱりこういう香りが好きなんだ』と改めて感じました。好きな香りを表現しやすくなりましたし、自信を持って好きな香りを説明できるようになったと思います」。

洋服を選ぶようにフレグランスを選びたい

 時間を忘れてメンズビューティーを楽しんだ髙島さん。「洋服の印象だけでなく、気分とシーンで香りを使い分けながらも、自分の好きな香りをまといたい」と語る髙島さんが今回購入したのは、アトリエマテリのサンタル ブロンド。

 「フレグランスは僕にとって、オンオフを切り替えてくれるスイッチのような役割で、毎日身につける欠かせない存在。たくさんのフレグランスを試すことで自分の好みをより深く知れると思いました。カオリウムでは、好きな香りを“好きな理由”について気付かされることがあったので、視野が広がりました」。

 数多くの中から自分の“好き”が見つけられる阪急メンズ大阪 地下1階にあるメンズビューティー。皆さんもぜひ一度足を運んでみて。

髙島涼さんセレクト香水が当たるキャンペーンも

 さらに、アンケートに答えると抽選で髙島涼さんが選んだ香水が当たるキャンペーンも開催。10月11日から11月8日までの約1か月間、アンケートに答えた人の中から抽選で計6名に、髙島涼さんが今回選んだバイレードかアトリエマテリの香水をプレゼント。

■プレゼント内容
・バイレード ブランシュ 50mL(2名)
・アトリエマテリ サンタル ブロンド 10mL(4名)

※抽選の結果は11月下旬ごろ、当選者にのみLINE上でメッセージ配信を予定
※キャンペーンの内容は変更または中止になる可能性があります。詳しくはアンケートの注意事項をご覧ください。

◾️髙島涼
1992年生まれ。アパレル会社に勤務後、2018年に独立しフリーランスとして活動を開始。自身のブランド「CLESSTE」や、セレクトショップ「+81」を展開するほか、メディアやブランドのディレクターなど幅広く活動している。
https://www.instagram.com/ryo__takashima/
https://clesste.com/

styling: Ryo Takashima | photography & casting: Takashi Sasai, text: Nonoka Fujiwara, edit: Akiko Fukuzaki, project management: Ryota Tsuji (FASHIONSNAP)

■阪急メンズ大阪 メンズビューティー
場所:阪急メンズ大阪 地下1階
所在地:大阪府大阪市北区角田町7-10
営業時間:平日11:00〜20:00、土日祝10:00〜20:00
※営業時間は変更になる可能性があります

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