1.ユニクロとの取り組みのきっかけは?
2年くらい前、ユニクロ側から「世界に向けて、何か面白いことをやりませんか?」というご提案を受けたのがきっかけです。アンダーカバーとユニクロという意外性のある組み合わせに興味を持ったのが、協業を決めた理由の1つです。
そして、内容的にお互い面白そうですねという接点が見つかったので、合意に至りました。それは「家族」というテーマです。

2.ユニクロに対して、どのようなイメージをお持ちでしたか?
正直、ユニクロに対する知識は皆無でした。故に、先入観無く仕事を始めることができました。
3.コレクション名「UU」の名前の由来は?
「UNIQLO」のUと「UNDERCOVER」のUの頭文字から取りました。

4.「家族」というコンセプトに決めた理由は?
「家族」というテーマなら、低価格というポイントが良い方向に反映出来ると思ったからです。
それと、去年は震災もありましたし、経済的にも低迷しているので、子どもがいる家族にとっては特に厳しい状況にあると思います。でも、そんな時こそ、かわいい服を着てポジティブになってほしいと思っています。
とくに子ども服に関しては、アンダーカバーでも展開がありましたが、僕たちでは低価格で商品をオファーすることができませんでした。このコラボレーションにより、実現できなかった価格での提供が可能になります。子ども服は安くなければいけないと思っていますので、今回それが実現できることはうれしいことです。

5.ユニクロのチームとはどのような連携で進めていますか?
基本的に僕が服のデザインとディレクションを行い、生産はユニクロが行っています。その他、広告ビジュアルや、売場の内装なども監修しています。ビジネス戦略を含め、全体の総括はユニクロにお任せしています。

6.「UU」コレクションのデザインポイントを教えてください。
ベーシックなアイテムをアンダーカバーらしく、少しひねってデザインしています。
それが全体のデザインコンセプトです。

7.「UU」に「UNDERCOVER」の要素は含まれていますか?
アイテムによって、そのアンダーカバーらしさの要素というのは違います。
「UU」のアイテムは一見ベーシックなものですが、よく見るとアンダーカバーらしさが垣間みれる、というものになっています。

8.デザインプロセスにおいて、心がけたことや苦労した部分などはありましたか?
安く商品を提供するためにコストをおさえる必要があり、そのために限られた素材のなかで、自分のコンセプトにあったデザインを発揮しなければならないところは、難しい部分でもあったけど、やりがいもありました。
デザイン面だけに関していえば、普段からシンプルでベーシックなものを織り交ぜてやっているため、難しくなかったです。

9.特に力を入れられたというキッズとベビーのデザインについて、高橋さんと、パートナーのRICOさんならではのこだわりはありますか?
高橋(ボーイズのデザイン担当):大人びた格好を子供がすると必ず可愛くなるものです。たとえばお爺さんが着るコーディネートや色合い、アイテムなども子供が着たらかなり可愛くなる事でしょう。しかし今までそういった(いい感じの)デザインの子供服が無かったので、そういうものを作りました。

RICO(ガールズのデザイン担当):子ども服にありがちなクマやウサギなどのキャラクターがついたものを作るのではなく、色使いやプリントでアンダーカバーらしさを出しました。例えば、ボーダーも色を変えるだけでぐっとかわいくなります。

10.高橋さんのレコメンドアイテムや、お気に入りのスタイリングはありますか?
フェイクレーザーとカットソーのコンビのライダースジャケット。お父さんと息子用にデザインしました。
このコンセプトとデザインが、とてもUNDERCOVERらしいと思っています。


11.この協業によって、今後のアンダーカバーに影響があると考えますか?
新たな試みによって、アンダーカバーをより多くの人々に知っていただくことができれば、と思っています。

◆高橋盾 (UNDERCOVERデザイナー)
文化服装学院在学中の1990年に、友人とUNDERCOVERを設立。東京コレクションには1994年から、パリコレには2002年から参加し、高い評価を獲得し続けてきた。日本のモード界をリードしながら世界でも活躍を続ける数少ないデザイナーの一人。ストリート・ファッションやパンクミュージックなどのテイストをハイエンド・ファッションにまとめあげる。プライベートでは二児の父親。
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