JURIA (XG)がディオールと過ごす、パリの特別な1日

Image by: FASHIONSNAP

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 JURIA (XG)が、パリ公演の熱狂冷めやらぬまま、再びパリへ。今回はディオール ビューティーのファミリーとして、初めてのディオール ショーに臨む。クラシカルなホテルで支度を整え、メイクや香り、衣装をまといながら、気持ちが少しずつ高まっていく。期待を胸にディオールのショーへ向かう、JURIAの特別な一日を追った。

A Morning in Paris

 JURIAがパリを訪れるのは、今回で3回目。2024年のXG初ワールドツアー「The first HOWL」、そして今年9月の「THE CORE」を経て、今度はディオール 2027年サマー コレクションのゲストとして帰ってきた。「パリの街は、全体的にシックで、スタイリッシュで、落ち着いていて。歩いているだけでも、自然と心が落ち着くような居心地のよさがあります」

 直近のパリ公演では、ステージと客席が一体となる濃密な時間を過ごした。絶え間なく寄せられる声援は、JURIAに次なる場所へ向かう力を与えている。「イヤモニをつけていても、ALPHAZ(XGのファンネーム)の声が耳にまっすぐ届いてきました。一緒に歌って、踊って、名前も呼んでくれて。パフォーマンスをしている私たちにも、その熱量がしっかり伝わってきました。いつも変わらない熱いエネルギーをもらえることに、本当に感謝しています。だからこそ、もっと頑張りたい、もっといろいろな場所へ行きたいという気持ちになります」

 ステージを離れたこの日は、メゾンの新たな世界に触れる日。初めてのディオール ショーを前に、期待と緊張が静かに高まっていく。「ファッションショーに参加するのは今回が初めて。どんな景色が広がっているのか、実際に目にするのが楽しみです」

Getting ready with DIOR BEAUTY

 ショーに向け、支度はメイクアップから始まった。大胆でアーティスティックなステージメイクとは異なり、この日は彼女自身の表情を生かす、ナチュラルで洗練されたルックに。メイクは、JURIAにとって自分の内側を整えるための大切なルーティンでもある。
 「メイクをする時間は、自信と勇気をくれる特別な時間。少しメイクを変えるだけで気分まで変わるので、その日の自分に合わせて楽しんでいます。セルフメイクで特にこだわるのは目元。アイシャドウの色合いや、まつげの長さ、ボリュームの仕上がりを重視しています。チークも好きで、頬だけではなく、鼻や顎、生え際、耳にのせることもあります」

ルージュ ディオール オン ステージ インク(6270円)

 この日のメイクの主役は「ルージュ ディオール オン ステージ インク」。軽やかさと深みを両立するブラー フィニッシュのリップが、ルックに静かな意志を添える。
 「ルージュ ディオール オン ステージ インクは、カラーはもちろん、テクスチャーもとても好きです。つけ心地が軽やかで、唇をふわっとブラーに見せてくれる。マットリップなのに重たさがなく、普段使いにも取り入れやすいところが気に入っています。リップは気分によって使い分けていて、フェミニンで明るい雰囲気にしたいときはツヤ、大人っぽくシックに仕上げたいときはマットを選びます。特に秋冬は、マットを使いたくなりますね。普段バッグに入れて持ち歩いているのは、今日も使用した『100』と『122』のヌードカラー。どんなメイクにも合わせやすいので、いつも一緒です」

The Finished Look

MAKEUP TIPS:
今回のメイクでは、衣装やヘアカラーとの調和に加え、JURIA自身の「明るさ」や「軽やかさ」を引き出すことを意識。目元と肌にはみずみずしいツヤ、口元にはフラットなマットリップを合わせ、「質感の対比」でモダンな印象に仕上げた。
LIPS
・ルージュ ディオール オン ステージ インク 100&122
リップはメイク全体になじませながらも、しっかりと存在感を残すことを意識。ヌーディなトーンの中で温かみと血色感のあるニュアンスを表現するため、2色をブレンドして使用した。プレップとして、リップバームで保湿した後に余分なツヤや油分をティッシュオフ。丁寧な下地づくりによって、マットリップならではの上質な質感と美しい発色を引き出している。
FACE
・ディオール フォーエヴァー スキン ヴェール
・ディオール フォーエヴァー ベルベット ヴェール
・ディオール フォーエヴァー フルイド スキン グロウ 1N
・ディオール フォーエヴァー オン セット パウダー 05
・ディオールスキン ルージュ ブラッシュ 100
ベースメイクは「自然な立体感」がポイント。顔の中心部とフェイスラインでファンデーションの厚みを微妙に変えることで、ナチュラルなコントゥアリング効果を演出。チークボーンや鼻先、顎先などにのみツヤを加え、引き締まったメリハリのある肌に。
EYES
・ディオールショウ サンク クルール 743
・マスカラ ディオールショウ オーバーボリューム 790
・ディオールショウ リキッド ライナー ウォータープルーフ 781
目元はシンプルなデザインと立体感を重視。まぶたに軽やかなツヤをのせて抜け感をつくり、アイライナーとマスカラにはブラウンをセレクト。目元を優しく引き締めながら、強くなりすぎないニュアンスを残した。
NAILS
・ディオール ヴェルニ 108

 仕上げにまとうのは、「ディオール アディクト ロージー グロウ(オードゥ パルファン)」。シュガーコーティングしたライチにバニラホイップを合わせた甘いローズの香りは、ワールドツアーにも持参するほどJURIAにとってなじみ深い存在だ。
 「キャンディのように甘くて、愛らしくて、色で例えるならピンク。パッケージを見たときに想像する香り、そのままなんです。かわいい気分でいたい日には、必ずこの香りを選びます。私はスイーツや甘いものが好きなので、この香りをまとうと、それだけで幸せな気持ちになれます。香りは目に見えないけれど、その日の気分や記憶を強く残してくれるもの。今日のことも、この香りと一緒に覚えていたいです」

 衣装には、フェザー模様があしらわれたコートドレスをセレクト。構築的なフォルムと華やかな色彩を併せ持つ一着が、JURIAの佇まいに新たな強さをもたらす。
 「フィッティングで初めて目にした瞬間、『これだ』と思いました。建築的な美しさと、ゴージャスでありながら上品な雰囲気。その中に華やかな色合いが重なっていて、これまで見たことのないお洋服でした。実際に着てみると、自然と背筋が伸びるような感覚があります。ファッションは、見た目を変えるだけではなく、自分の気持ちまで変えてくれるものなんだと思いました。今日はこのドレスと一緒にショーへ向かえることを、とても楽しみにしています」

On My Way to the Show

 準備を終え、いよいよショー会場へ。初めて足を運ぶファッションショーへの期待と緊張を胸に向かった。
 「会場がどんな空間なのか、ファッションショーとはどんなものなのか。初めてのことばかりで、楽しみな気持ちと不安が入り混じっています。これまでステージに立つ側として、たくさんの景色を見てきましたが、今日はファッションショーを客席から見るという新しい世界に触れる日。ディオールのショーをこの目で見られることを、光栄に思っています」

My First Dior Show

 会場となるチュイルリー庭園の入り口には、JURIAを待つ多くの人々の姿があった。ALPHAZはもちろん、国境や言語を越えて交わされた歓迎が、パリの午後とJURIAを温かく包む。
 「会場の入り口に到着すると、ファンの皆さんが手を振ってくれているのが見えました。私のことを知らない方も笑顔で迎えてくださって、その温かさがとても嬉しかったです。みなさんの声援に応えたいという気持ちで、私も精一杯ご挨拶させていただきました」

 ショー会場には、豊かな自然とコレクションが呼応する幻想的な風景が広がっていた。未知の場所へ踏み出す前の緊張は、ショーが始まると同時に、純粋な高揚へと変わっていった。
 「足を踏み入れた瞬間、その美しさに息を呑みました。自然に囲まれた、これまで見たことのない空間。心が浄化されるような感覚がありました。最初は緊張していましたが、ショーが始まると自然とその世界に引き込まれて、いつの間にか緊張もなくなっていました。1着1着のお洋服が緑の中で際立っていて、鮮やかな色彩が視界いっぱいに広がっていました。どこを見ても美しくて、一瞬一瞬を心から楽しむことができました」

Image by: XG

 コレクションの中でも、JURIAが特に心を奪われたのは、シルバーやグリーンに輝くパンツだったという。
 「シルバーやグリーンのきらめくパンツは、見た瞬間から目が離せなくなりました。遊び心にあふれたユニークなデザインばかりで、ジョナサン・アンダーソンのクリエイティブに、同じ表現者としてとても刺激を受けました。ショー後に直接お会いした際に『すべてのデザインが大好きでした。素敵なショーをありがとう』とお伝えできたこともうれしかったです」

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 会場では、ショーを彩る世界中からのゲストとの交流も。さまざまな分野で活躍する表現者たちが集う空間で、JURIAも印象的な出会いを重ねた。
 「高畑充希さんとは初めてお話しさせていただき、とても美しくて、私もこんな女性になりたいと思いました。アニャ(・テイラー=ジョイ)さんからは『お洋服がきれい』と声をかけていただきました。そして、リアーナさんとは目が合った瞬間があって。憧れの方とあの距離で視線を交わせたことは、とても特別な瞬間でした。今日の出来事は、きっと忘れないと思います」

Image by: DIOR

 初めてのショーを終えたJURIAが語ったのは、ディオールというメゾンが持つ多面的な魅力だった。凛とした強さや自信、タイムレスなエレガンス、そして心を弾ませる愛らしさ。一見相反する要素さえもひとつの世界に共存させる、その豊かな表現に惹かれたという。
 「今回初めてディオールのショーに参加して、知れば知るほど、その奥深さに惹かれるブランドだと改めて感じました。強さ、自信、上品さ、そしてかわいらしさ。ひとつの言葉では表せない、さまざまなムードを持っているからこそ、触れるたびに新しい発見があります。前日に『ラ ギャラリー ディオール』でディオールの歴史に触れたことで、受け継がれてきた伝統が、今日のクリエイションの中に新たな形で息づいていることを実感できたのも印象的でした」

 ディオール ビューティーのファミリーとして、新たな一歩を踏み出したJURIA。パリで受け取ったインスピレーションを、自身の表現を通じてさらに世界へ届けていく。
 「ファミリーの一員になれたことを、心から光栄に思います。感謝の気持ちを胸に、ディオールからいただいた自信やインスピレーションを、今度は私からも多くの方へ届けていきたい。今回パリで感じたことを糧に、ディオールの魅力を世界中の方々に伝え、そして私自身も、まだ知らない表現や可能性を求めて、これからも歩みを進めていきたいと思います」

photography: Alessandro Lo Faro, hair: Sayaka Otama, makeup: Kanako Yoshida | editing & writing: Mayu Kamitamari, project management: Yuui Imai(FASHIONSNAP)

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