Lifestyle ストーリー

創業160年キールズのDNAとは?ニューヨークで見つけたブランドの軌跡

■時代を牽引する商品開発

 1960年初頭のブレイクの契機となったエッセンシャルオイル「ラブ オイル」をはじめ、創業当時から先進的な商品開発で多くのファンを持つキールズ。創業当時は、「マネードローイング オイル(お金が増えるオイル)」や「ヘアーグローイングオイル(育毛オイル)」といった独創的なネーミングでも人々を楽しませてきましたが、商品開発の根底にはいつも調剤薬局のルーツに基づいた「本当に効果があるものを提供すること」が大前提とのこと。

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「ラブ オイル」は現在「キールズ オリジナル ムスク」として販売

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定番の「キールズ DSライン」は10周年

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人気商品の「キールズ ミッドナイトボタニカル コンセントレート」

 現在の人気商品のひとつである「キールズ ミッドナイト ボタニカル コンセントレート」は肌のサーカディアンリズムに着目し、乾燥やダメージに働きかける夜用美容オイルとして誕生。「顔にオイルを塗ることなんて前代未聞」と発表時は物議を醸し出していたそうですが、蓋を開けてみると爆発的にヒット。現在でも"世界中で1分に1個売れている美容液"と言われるほどの人気を博しています。このほかにもアポセカリー時代の知識を継承した「キールズ DSライン」や「キールズ ウルトラフェイシャル(UF) ライン」など、様々な商品が支持を獲得。プロダクトイノベーション・シニアバイスプレジデントのロベルタ・ワイスは、「いつも利用者の行動や立場を考えて、皮膚科医とともに製品作りを行っています。幾度にもわたってテストをしていますし、安心してお使いいただける製品であることは胸を張って言えます」と誠実に利用者と向き合ってきた"自信"がブランドの強さだと語っています。

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プロダクトイノベーション・シニアバイスプレジデントのロベルタ・ワイス

■ブランドのスピリットを支える二人の功労者

 店舗づくりから商品開発まで確かな信頼感が魅力的なキールズですが、背景にはある二人の功労者の存在があります。創業者ジョンの弟子アーヴィン・モースと、その息子であるアーロン・モースです。アーヴィンは「ラブ オイル」などの革命的な商品を世に送り出し、アーロンは全ての顧客が楽しめるように考えられたユニークな内装から接客、サービスに対する心がけまで"現在のキールズ"を作った人物として認知されています。

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アーヴィン・モース(手前右)とアーロン・モース(左端)

 キールズ1号店の元店長で現在はグローバル・エデュケーション・デベロップメント副社長を務めるキャミー・カネラは、アーロンと共に働いた経験の中で人と関わる上での"エクスペリエンス"を重視する姿に大きな刺激を受けたと言います。

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グローバル・エデュケーション・デベロップメント副社長 キャンマン・カネラ

 アーロンから教わった名言「Love what you Do, Put Your Heart into It, And You will be Rewarded(自分がすることを愛し、情熱を注ぎなさい。そうすれば成果はついてきます)」という言葉に倣うように、「昔から今も共通して変わらないものは、キールズで働くすべての人がパッションをもって働いているということ。KCRからは"お客様にキールズの商品を届けることに幸せを感じる"と聞きます」と誇らしげな表情で語っていました。

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