渡邉香織(ル ラボ 京都にて)
Image by: FASHIONSNAP
こだわり抜いて作られたハイセンスな香りで人気のニューヨーク発フレグランスブランド「ル ラボ(LE LABO)」。中でも、世界15都市をオマージュした「シティ エクスクルーシブ」は、その都市でしか買えないプレミアムなコレクションで”香りの旅”へと誘います。イラストレーターのfoxco(フォクスコ)として活動する渡邉香織さんは、「旅は制作のインスピレーションに欠かせない」と言うほどのトラベルラバー。今年3年ぶりの個展を京都で開催した際も、お店巡りのひとつに、「ル ラボ 京都」で香り探しを堪能したそう。そんな渡邉さんが、伝統と革新が息づく「新風館」の一角に構えるル ラボ 京都で、「シティ エクスクルーシブ」の香りに出合いました。昔の記憶や旅のムードなどで感性を揺さぶる香りの中から、渡邉さんにお気に入りの香りをピックアップしてもらいました。
渡邉香織さんにとってル ラボの魅力とは?
普段から、ル ラボを愛用しているという渡邉さん。どんなところが魅力的なのでしょう?
複雑でミステリアスな香りで印象に残るところが素敵だなって。すれ違いざまに香りが広がって「え、なんの香り?」って、出会った人の記憶に残る特別な香りですよね。それでいて、つけていて心地が良くて、朝も夜も、シーンを選ばずに使えるので、私にとって欠かせないフレグランスです。
初めて購入したル ラボのフレグランスは「ROSE 31」。ライフシーンによって「THÉ MATCHA 26」も使い分けるんだそう。
元々ローズ系のフレグランスはあまり選ばなかったのですが、「ROSE 31」を試してみてみずみずしさに驚きました。華やかなフローラルの中に、フレッシュな雰囲気もあって、どんな服装、メイクにも合わせやすくて、毎日使っていても飽きないんです。
「THÉ MATCHA 26」はアトリエで使うのが私流。すっきりとしたお茶の爽快感と、ベチバーやシダーウッドの落ち着いた雰囲気で、お茶をたてる時のような静けさを演出してくれるんです。香りは気分や感覚と結びつきが深くて、普段からオンオフの切り替えにも取り入れています。
ル ラボ 京都:歴史と伝統が息づく「新風館」に佇む隠れ家的な空間
ル ラボ 京都は新風館の緑豊かな中庭の一角に佇みます。建築家の隈研吾氏が監修し、伝統が息づく建物を再設計して作られた”新生”新風館は、素材の温かみが感じられ、都会の喧騒から離れて静かな空間で買い物ができるスポットです。
渡邉さんは、「エースホテル京都」で個展を開催した際に、ル ラボ 京都にも訪れたのだそう。会期中の気分転換になったのだとか。
エースホテル京都から新風館のショップエリアに入るだけで、ル ラボのフレグランスの香りがふわっと漂ってくるんです。何の香りなのか分からなくて、ミステリアスなのが素敵(笑)香りに誘われて、ついお店に立ち寄りたくなるんですよね。
香りで世界を旅する「シティ エクスクルーシブ」コレクション
この時期お店を訪れるなら外せないのが、「シティ エクスクルーシブ」コレクション。世界15都市それぞれをフィーチャーした香りで、普段はその都市でしか購入できないコレクションですが、9月1日から30日までの1ヶ月間は、全ての香りを全直営店で購入することができます。
渡邉香織さんのお気に入りは?
シティ エクスクルーシブを試すのは初めてだという渡邉さん。じっくりと香って、お気に入りを選んでいきます。
香りを選ぶ時に、好みの系統で探すこともありますが、フレグランスのイメージやストーリーから選ぶのも醍醐味の一つだと思っています。シティ エクスクルーシブはまさに都市のイメージや、ユニークなストーリーが15通りあります。それぞれを表現しているのが面白くて、香りを試すだけでも楽しいですね。
1. ビガラード 18(香港)
「ビガラード 18」の香りはストーリーにビビッときたんです。創業者が幼少期に連れて行ってもらった香港のホテルの香りからインスピレーションを受けて作られたということですが、私も昔、父に香港に連れて行ってもらって、おめかししてホテルのロビーで写真を撮ったので、当時の記憶が蘇るような気持ちになりました。柑橘系に少しウッドが加わって、神秘的だけどクラシカルなムードもあるから、シーンを選ばずに使えそうです。
2. ポアブル 23(ロンドン)
「ポアブル 23」は私にとって、ちょっとチャレンジな香り。こんなにペッパーが主役になったフレグランスは香ったことがなくて新鮮でした。私生活で新しいことにチャレンジするときや、新しい環境になるタイミングに合わせて、香りも新調したくなるんです。香りが背中を押してくれるし、挑戦を楽しむマインドに導いてくれるような気がします。
3. ムース ド シェーヌ 30(アムステルダム)
「ムース ド シェーヌ 30」は主な原料にオークモス(ナラの木の表面につく苔)が入っているそうなんですが、静かにじっと生えている苔の雰囲気が想像できる不思議な香り。しっとりと穏やかなムードだけど、ウッドやモス、シナモン、ピンクペッパーが入っていることで甘さやユニークな一面もあってすごく印象的です。
<シティ エクスクルーシブ オードパルファム>
100mL:6万1600円
50mL:4万700円
15mL:1万7050円
※いずれも税込
※9月1日~9月30日の期間限定発売
”手作り”のフレッシュ ブレンディング&パーソナライゼーションサービスも必見
ル ラボ 京都に来たからには、店頭でのフレッシュ ブレンディングも見逃さないで。注文を受けてから、選んだ香りをその場で調合してくれるのです。店内奥のラボでフレグランスがブレンドされる様子を見学するのも◎ 丁寧に作られていることがわかります。
パーソナライゼーションのサービスは思い出づくりやプレゼントにもぴったり
ボトルのラベルには、好きなメッセージや名前を記入できます。旅の思い出に、同行者の名前を入れたり、旅のテーマを入れたり...23文字まで記入可能なので、アイデアが膨らみます。渡邉さんは今回の京都旅行の記念に旅にまつわるイラストを描いて投稿する時につけるハッシュタグ「#foxcotravel」と記入したようです。
番外編:旅好きな渡邉香織さんが訪れる京都スポット
国内外への旅がイラストのインスピレーションになることも多々あるという渡邉さん。京都の個展開催中も周辺を散策したそう。
ル ラボ 京都でフレグランス選びをした後、訪れたいのが新風館から徒歩15分ほどのところにある日本茶専門店「YUGEN」。京都・宇治茶を中心に全国の生産地から厳選した日本茶のみを扱うショップで、イートインスペースでは本格的なお茶や小菓子などを楽しむことができます。実はル ラボとのパートナーシップにより、アメニティにル ラボ製品を導入。繊細なお茶を邪魔しない、心地よい香りのル ラボだからこそ、プライベートな空間で心を落ち着けてからじっくりとお茶を楽しむことができます。
渡邉さんは「季節の水菓子 氷汁粉とお茶」のセットを堪能。お茶は京都府和束町産の「さえみどり」を注文。鮮やかな冴えた緑色と濃厚な旨味が特徴のお茶で、暑さも吹き飛ぶような澄んだ後味です。
渡邉さんは150年の歴史がある和菓子の老舗「大極殿本舗 六角店」の、「まめまめ」が大好物とのこと。そら豆粉に、砂糖や水あめなどを加えて練り、州浜をかたどったお菓子で、京都土産にもおすすめです。
どの季節に行っても味わい深い京都ですが、秋が始まる9月に、世界の各都市の香りを試しにル ラボ 京都に訪れてみては?
■ル ラボ 京都
住所:京都府京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2 新風館 1階
営業時間:11:00~20:00
電話番号 :075-741-8373
foxco(フォクスコ)の名前でイラストレーターとして活動。パリ留学中にイラストを描き始め2016年冬から本格的にイラストレーターの仕事をスタート。2017年6月に独立。ファッション誌へのイラストやブランドとのコラボレーションなどジャンルを問わず幅広く活動中。
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