Fashion フォーカス

新卒2年目が行く、世界最大のトレードショー「MAGIC」inラスベガス

 アメリカ・ラスベガスで開催される世界最大のファッション展「マジック(MAGIC)」。なんとその面積は約110万平方フィート(10万2,000平方メートル)、出展者数は4,000社・6,000ブランド、来場者数は5万8,000人と圧倒的なスケールです。今シーズンは2月12日から14日まで開催され、今回FASHIONSNAPでは新卒2年目の記者が初の現地入り。MAGICの基本情報から、日本に上陸間近のブランドなどホットなトピックスを厳選してお届けします。

 

■MAGICとは?

 1934年にスタートし、84年の歴史がある「MAGIC」。名称は「Men's Apparel Guild in California」の頭文字に由来し、元々はメンズアパレルの展示会としてカリフォルニア・パームスプリングスで開かれていました。その後サンディエゴ、ロサンゼルスへと移転し、1989年からラスベガスで開催されています。

 実は、昨年4月に繊研新聞社が主催するファッションビジネス展示会「JFW-IFF」と提携し「IFF MAGIC JAPAN」として日本に上陸しています。

が変わった?世界最大級のファッション展「IFF MAGIC Japan」初日レポート(2017年04月26日)

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 場所は、ラスベガスコンベンションセンター(Las Vegas Convention center)とマンダレイ ベイ コンベンションセンター(Mandalay Bay Convention Center)の2会場。会場間は無料のシャトルバスが随時運行していたので、移動には全く困りませんでした。

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 各展示会場に入るにはこちらのバッジが必要です。入場の際にスタッフの方がこのバッジを機械で読み取るのですが、これで来場者を管理しているようです。

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 マンダレイ ベイ コンベンションセンター会場では、「PROJECT」「PROJECT WOMENS」「STITCH@PROJECT WOMENS」「THE COLLECTIVE」「THE TENTS」「POOLTRADESHOW」「CURVE LAS VEGAS」と、テイストや価格によってカテゴライズされた複数の展示会がワンフロアで展開されています。ワンフロアですが、上の写真を見ても分かるように、エリア毎に会場の雰囲気がガラリと変わります。

magic2-20180219-001.jpglaconventioncenter-20180304-000.jpg 一方ラスベガスコンベンションセンターは、サウスホール1階と2階の2フロアにメンズ・ウィメンズ・キッズのフットウエアを展開する「FN PLATFORM」や「Footwear SOURCING」、セントラルホール1階に低価格帯のウィメンズアパレルやアクセサリーを展開する「WWDMAGIC」、ノースホール1階にソーシングの「SOURCING at MAGIC」で構成されています。

■闊歩するモデル、各ブースに商談スペース..."売買"につなげる工夫

 海外の展示会取材が初めてということもあり、会場に入ってまず感じたのが「ここはビジネスの場」というピリッとした空気でした。日本の大手企業のバイヤーはその場で買い付けることより、一度会社に持ち帰って上司の承認を得てからオーダーすることが多いため、日本の展示会では商品を「見せる」ことに、一方決裁権を持つバイヤーが多いアメリカのトレードショーでは「売買」に重きを置く傾向があるように感じました。

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 「リーバイス®(Levi's®)」や「ディッキーズ(Dickies)」といった規模の大きなブランドは、路面店のような巨大なブースを設営。遠くからでもかなり目立ちます。ただこのような大きなブースは基本的にバイヤーのみを対象にしているため、プレス等は中に入れないことが多いです。日本でブースに入れなかったことはないので、少し戸惑いました。

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 また、日本の展示会ではブース内に机を置いて商談スペースを設ける出展ブランドはあまり見かけませんが「MAGIC」ではほとんどのブースに机が設置されていて、バイヤーはその場でどんどんオーダー。10分〜15分程で商談が決まるそうです。写真のような日本ではあまり見たことがないバーカウンター式の商談スペースもありました。

 

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magic9-20180221-001.jpgmagic-20180301-001.jpg 会場を歩き回っていると、出展ブランドのアイテムを纏ってブースの前を闊歩するモデルの姿や、ライブペインティングパフォーマンスも見られました。トルソーやマネキンよりも実際の着用イメージが伝わりやすく、商品がより良く見えますね。

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 こちらは出展ブランドとバイヤーをオンライン上でつなげる「SHOP THE FLOOR」。MAGICの各ブースからアイテムをピックアップし、ブランドをミックスしてコーディネートを組み、その場でモデルが着て撮影。撮影した写真はSHOP THE FLOORの公式サイトに各ブランドのタグとともにアップされ、バイヤーはいつでもどこでも商品を見て、ブランドにコンタクトを取れるという仕組みです。リアルの場を超え、24時間「売買」につなげる工夫があるんですね。

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 その横ではMAGIC公式ブロガーやインフルエンサーがシューティングをしていました。同様に各ブースのアイテムをミックスしてコーディネートを組み、撮影した写真は自身のSNSに投稿。バイヤーだけではなく、一般人にもブランドの訴求を図っています。

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