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マニアが深掘り!コンバース編 第3回「年代判別と選び方」について

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「80年代 オールスター」color ブラック

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converse-takao03-083117-z-20170829_005.jpg 80年代はわかりやすく変わったヒールラベルから見ていきます。1976年にヒールラベルが白くなり、「ALL STAR」の文字デザインに変わります。「CHUCK TAYLOR」という表記が無くなるためヒールラベルが変わる1976年までをチャックテイラーと呼びます。

 ヒールラベルが変わった理由は、開発に参加した「チャールズ・H・テイラー」が1969年に亡くなったため、シグネチャーモデルがなくなっていったのではないかと考えています。また、70年代頃からバスケットボールの選手たちはレザーのバスケットボールシューズを履くようになりました。キャンバス地のオールスターはバスケットボールシューズとしての役目を終え、カジュアルシューズとして展開されるようになります。バスケットボール選手の名前があるとカジュアルシューズとしてのイメージがつきにくいということも関係しているかもしれません。

converse-takao3-2017-08-29-20170829_02309-201-7.jpg サイドステッチは、個体差があるかもしれませんがチャックテイラー(写真左)に比べ、小さくなりましたね。

converse-takao03-083117-20170829_019.jpg インソールのデザインは色が変わり、青枠黒文字だったチャックテイラーに対し、80年代は文字も青色になります。

 ただ、ヒールラベルが白色に変わった直後の移行期はチャックテイラー同様、インソールが青枠黒文字のものもあるんです。たまに「チャックテイラー同様、青枠黒文字のインソールなのでほとんどチャックテイラーです!」といった売り文句を耳にすることがありますが、僕はヒールラベルが白色の時点で全く別物だと思います。状態によりますが、チャックテイラーの市場価格の半値以下で取引されているので、僕だったら「ほとんどチャックテイラー」という売り文句は使いません。

converse-takao3-2017-08-29-20170829_029.jpg トゥは小さく幅も狭いです。シュッとした細めのシルエットを好む方には良いかもしれませんね。80年代のものは大きめの物を履いた方が格好良いと思っているので、紐をギュッと縛って履きたいという人は他の年代のものより0.5cm〜1cmほど大きいものを選ぶことをオススメします。

 また、10色(ブラック・ホワイト・パープル・ネイビー・ライトブルー・ レッド・オレンジ・ゴールド・マルーン・グリーン)展開だったチャックテイラーに比べて、カラーや柄物などバリエーションが増えたのもこの時代から。より好みの色を見つけやすいと思います。

「90年代 オールスター」color マルーン

converse-takao03-083117-20170829_00209-20-17zzzz.jpg 90年代になり、あて布&サイドステッチが無くなり、現行で販売されているものに近づきます。ヒールラベルは、80年代のデザインと変わりません。

converse-takao03-083117-20170829_021.jpg インソールは囲みのデザインが無くなり、「O」の部分が星になります。この後も何度かインソールのデザインが変更されています。

converse-takao3-2017-08-29-20170829_036.jpg トゥは少し丸くなります。

 ヴィンテージコンバースの中で、90年代が古着屋などで1番見つかりやすいと思います。現行で販売されているものより少しシルエットが細いと言われていますが、正直あまり変化は感じません。サイドステッチの有無などわかりやすいポイントがないため、よほどのマニアではない限りシルエットの違いに気づく人はほとんどいないでしょう。

 

「80年代・90年代移行期 オールスター」color マルーン

converse-takao03-083117-20170829_002092017.jpgconverse-takao3-2017-08-29-z-20170830_001.jpg 少しマニアックですが、80年代と90年代の移行期に作られていたものも紹介します。90年代と同じくサイドステッチは無し。インソールは80年代の囲みのデザイン。2つの年代のディテールが各所で採用されています。

converse-takao03-083117-z-20170829_006.jpg もちろんヒールラベルは白色で、シルエットは80年代の様にシュッと細くなっています。個人的にはチャックテイラーの次に好きなモデルです。「サイドステッチがあるとヒールラベルは黒くないと嫌だし、90年代以降のシルエットは丸くて好きじゃない」そんな天邪鬼な自分にピッタリだと思っています(笑)。

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 上から「70年代、80年代、80・90年代以降期、90年代」。デザインやシルエットが違うので年代ごとの良さがあるところもコンバースの魅力の一つです。好きなディテールや好きな年代を見つけて"こだわる"ことがマニアへの近道です。

 最終回となる第4回は、"自称コンバースマニア"の僕が今までに集めてきたレアモデルを個人的なお気に入り順にランキング。目にする機会が少ないものばかりで、時間とお金がかかった自信のあるラインナップを市場価値を交えながら紹介します。ぜひご期待ください。


CONVERSE-takao-por-09-07-17.jpg高雄 大善
LEAD オーナー
平成2年・広島生まれ。
Instagram:@hiroyoshi007

大学在学中に古着屋で働き始め、以降神戸や東京、広島と勤務場所は変わりながらも現在に至るまで6年間以上、古着屋の店員一筋。
コンバースへの想いが強く周囲からは「コンバースと言えば高雄」と言われるほど。レアものを掲出する自身のインスタグラムのフォロワー数は1万人を超えた。

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