
サミ・ミロ

サミ・ミロ
イタリア発「マックスアンドコー(MAX&Co.)」が、ロサンゼルス発のサステナブルブランド「サミ ミロ ヴィンテージ(Sami Miro Vintage)」を手がけるデザイナー、サミ・ミロ(Sami Miro)との協業によるコレクション「ビカミング アンダン(Becoming Undone)」を2月20日に発売する。
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サミ ミロ ヴィンテージとは?
サミ ミロ ヴィンテージは、ロサンゼルスを拠点にアップサイクルや環境に配慮した素材使い、本社から半径20マイル以内で生産、家族経営の縫製パートナーのみと提携し、公正な賃金と安全な労働環境を保証するという透明性の高い生産背景で知られるファッションブランド。デザイナーのサミが父親のヴィンテージウェアや兄のお下がりをリメイクし、メンズ服を女性のシルエットが際立つように仕立て直して服作りを始めたことが創作のルーツにあり、再構築のディテールやボディコンシャスなシルエットを強みにする。
これまでにビヨンセのステージ衣装を手がけたほか、セレーナ・ゴメスやケンダル・ジェンナーら多くのセレブリティに着用され、「ナイキ(NIKE)」や「リーバイス(Levi’s®)」「ヘロン・プレストン(Heron Preston)」などとコラボレーションも経験している。 2023年にはCFDA/Vogueファッション・ファンドのファイナリストに選出。デザイナーのサミは、モデルやインフルエンサーとしても知られ、今回のコレクションヴィジュアルにも本人がモデルとして登場している。

サミ・ミロ
インスピレーション源は「複雑で多面的な女性像」
本コレクションは、マックスアンドコーのコラボレーション企画「アンド コラボレーション(&Co.LLABORATION)」の最新作として、2026年春夏シーズンのミラノ・ファッション・ウィーク期間中に発表された。会場はアトリエを思わせる空間で、実際に使用された型紙やトワル、サンプル、制作過程の写真が展示され、ものづくりのプロセスそのものを体感できる演出が施されていた。

インスピレーション源は、起業家精神を持ち知的で、優雅で、アクティブで、そして社交的な「複雑で多面的な女性像」。日本語で"ほどけていく"や"未完成になる"を意味する「ビカミング アンダン」というテーマについてサミは、「完成された結果よりも、そこに至るまでのプロセスに焦点を当てることで、変化や変容の本質を探求しています。普段は目に触れることのない構築の過程、進化、そしてその中に宿る静かな美しさを強調したいと考えました」と語る。「『アンダン(ほどく、未完成)』になることは、決してコントロールを失うことではありません。それは、自らが進化するための"余白"を自分自身に与えることなのです」。

定番アイテムをアレンジ
このコレクションでは、コートやジャケットといったマックス アンド コーの定番的なアイテムをベースにしながらも、サミ・ミロ・ヴィンテージらしい脱構築的なテーラリングや身体に沿ったパターン、切りっぱなしのディテールを通して再解釈している。

特にサミがこのコラボレーションで追求したのは「バランス」だったという。「マックス アンド コーが受け継いできた非の打ち所のないクラフツマンシップの伝統を尊重しつつ、私自身の直感的で型破りなアプローチを導入することが重要でした」。

コートは伝統的なテーラリングをベースにしながら、異素材のラペルやスナップボタンで新鮮な表情を演出。デニムブレザーやデニムビスチェ、デニムパンツやスカートは、ホワイトステッチで縫い目を目立たせながら、裾をリメイクしたような切りっぱなしのディテールを施すなど、マックスアンドコーの職人技によって品よく仕上げられている。








デニム ビスチェ 6万8200円
トレンドに左右されない 長く愛用できるデザイン
サステナブルなアプローチを大切にするサミが、このコレクションで重視したのが「汎用性」と「長く愛用できるデザイン性」だ。すべてのアイテムは、時代を超えながらも表現力豊かなものになるよう設計されている。トレンドに左右されて消費されるのではなく、さまざまな文脈で何度も繰り返し着たくなる服を目指した。上質な素材選びや調達、丁寧な仕立てにこだわり、一部のアイテムにはデッドストック布地を使用している。

ベルトでスタイルを自在にアレンジできるストライプシャツから、ベーシックなロゴTシャツやリブタンクトップ、レザーバッグまで、オンオフで幅広く着用できるアイテムが揃う。




ストライプ シャツ 5万600円
LAとイタリアの間 自由と規律のバランス
「ロサンゼルスは、私のクリエイションに自由や直感、実験精神をもたらしてくれる場所。デザイナーとして成長した地でもあり、その開放感は自然とものづくりに反映されます」とサミ。一方で、イタリアから受け取ったのは、「構造やレガシー、そしてクラフツマンシップへの深い敬意」だという。

「今回のコレクションは、その2つの世界の"間"にあるスペースで形作られました。カリフォルニアが既存の概念に挑む姿勢を教えてくれ、イタリアが経験や規律、精密さによってそのアイデアを着地させてくれたのです」。
ロサンゼルスを拠点とするサミ ミロ ヴィンテージによる自由でリラックスしたムードと、イタリアのマックスアンドコーらしい上質な仕立てと遊び心あふれるタイムレスなスタイル。その両社が共存する佇まいこそが、本コレクションを象徴している。

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