イケオジ好き必見映画『キングスマン:ファースト・エージェント』はもう観た?知って得する裏話や考察などをゆる〜くお届け【#Fスナ映画部屋】
Image by: FASHIONSNAP
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イケオジ好き必見映画『キングスマン:ファースト・エージェント』はもう観た?知って得する裏話や考察などをゆる〜くお届け【#Fスナ映画部屋】
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トレンドの最前線を行く者、映画の最新作も気になるはず──。FASHIONSNAPが独自の視点でピックアップする映画連載企画「Fスナ映画部屋」。
今回は2021年に公開された大ヒットシリーズ第3弾『キングスマン:ファースト・エージェント』をプレイバック。世界中にファンを持つ「キングスマン」シリーズの最新作を映画好き編集部員によるゆる〜い座談会付きで紹介します。
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『キングスマン:ファースト・エージェント』のあらすじ
あらすじ
高貴なる英国紳士の裏の顔は、どこの国にも属さないスパイ組織「キングスマン」の一員だったーー。舞台は1914年。世界大戦を密かに操る謎の狂団に、英国貴族のオックスフォード公(レイフ・ファインズ)と息子コンラッド(ハリス・ディキンソン)が立ち向かう。シリーズ最初にして最大のミッション。世界が熱狂し、総興収900億円超えを記録した人気スパイ・アクションシリーズ「キングスマン」誕生の前日譚を描く。
【ゆる〜い座談会を行う同い年編集部員2名】
『キングスマン:ファースト・エージェント』の魅力をゆる〜くお届け
前2作を含む「キングスマン」シリーズは観たことある?
ごめんなさい!今作が初めての「キングスマン」シリーズでした!
おお!むしろラッキーだと思うよ!
どうして?
『キングスマン:ファースト・エージェント』はシリーズ最新作ではあるけど、私はあえて
1,『キングスマン:ファースト・エージェント』
2,『キングスマン』(2014年公開)
3,『キングスマン:ゴールデン・サークル』(2017年公開)
の順番で見ることをおすすめしたいから!
たしかに今作は、世界最強のスパイ組織キングスマンの誕生秘話を描く前日譚。
そうそう。
今作で、組織の成り立ちや登場人物などの理解を深めた上で、100年後の現代で活躍するキングスマンたちを観ると、より「キングスマン」の世界観を堪能することができそう。
シリーズ1作目『キングスマン』でコリン・ファース演じるハリーが、第一次世界大戦で跡継ぎを失ったキングスマン創立者たちの話をするんだけど、今作はまさにその時代の話。
「当初は映画ではなく、テレビシリーズとして前日譚を描くつもりだった」
とシリーズを手掛けるマシュー・ヴォーン監督がブルーレイ+DVDセットのボーナス・コンテンツでのインタビューで明かしていたね。
監督は前2作を振り返って
「ドタバタ喜劇に傾倒しすぎた部分があった」ともコメントしていたね。
「今作では『キングスマン』シリーズの違う面を見せたかった」と。
監督の口から、制作背景や意図を聞けるボーナス・コンテンツ付きのブルーレイ+DVDセットはシリーズのファンにとってはよだれ物なのでは!?
そうだね(笑)。
監督が指摘する通り、前作と比較するとコメディ要素が少なく感じるのかもしれないけど、今作を観たあとにもう1度前2作を観返したくなるようなシナリオだと思う。
「前2作を観る前に今作を見るのがおすすめ!」と言いつつも、過去作との繋がりを感じられる要素はいくつもあって。
例えば、「マナーは紳士を作る/Manners make the man」というシリーズを象徴するような決め台詞の驚きの誕生秘話や、人気キャラクター マーリンの誕生史など。
シリーズのファンにはたまらない演出やシーンもふんだんに盛り込まれている。
今作の特徴の一つとして、史実がベースになっているところが挙げられるよね。
「史実の裏側では、こんなことが起きていたかも知れない」という発想に基づいて、
第一次世界大戦の不穏な足音が日に日に大きくなっていく時代背景が壮大に描かれている。
実在した歴史的人物をモデルにした個性豊かなキャラクターたちが圧倒的なクオリティで続々と登場するのも楽しいよね。
ボーナス・コンテンツでキャラクターの基となった写真などの歴史的資料が紹介されるけど、実際に残っている写真と登場するキャラクターの顔がどれもそっくりでびっくりしたよ(笑)。
再現度が高かったよね!
特に史実でも従兄弟関係であったイギリス国王、ドイツ皇帝、ロシア皇帝の1人3役を演じたトム・ホランダーは瓜二つだった!
キングスマン創立のメンバーで、主人公のオックスフォード公を演じたのは「007」シリーズのM役や、「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモート役で知られる、 レイフ・ファインズ。
制作総指揮にもレイフ・ファインズの名前があったね!
今作では、スタントマンがやるようなアクションシーンのほとんどをレイフ・ファインズが自分でこなしたとか。
ボーナス・コンテンツで「アクションシーンはスタントマンが行い、顔だけを差し替えると言われてムッとしたよ」と笑いながら明かしつつ
「今後も最低でも80%は自分でアクションシーンをやるようにしたい」とコメントしてたね(笑)。
イケオジすぎる……。
今作はシリアスな展開も多いけど、少しクスッとしてしまうようなアクションシーンが映画全体のクオリティをグッと引き上げてくれているよね。
キングスマンらしいアクションシーンだったと思う。
いわゆる最新鋭のガジェットは登場しなかったのが残念だったけど……。スパイ組織になる前の話だし、今から100年以上前の物語なので仕方ないよね。
いやいや。
最新ガジェットこそ出てきていないけど、約100年後のキングスマンを描く前2作で登場した最新鋭のガジェットの元ネタと思われる武器がちらほら登場しているんだよ!
そうだったんだ!
そういう小ネタ感があるのは、ファンにとってはたまらないね。
人の命や第一次世界大戦など、重いテーマを取り扱っている分、前作と比べてシリアスな展開も多いけどアクションシーンで程よく息抜きできる気がしたよ。
そんなイケオジ、オックスフォード公の息子コンラッドを演じたのは若手注目株のハリス・ディキンソン。
ディズニー映画「マレフィセント」の王子役が記憶に新しいよね。
まさに、王子や御曹司が似合う甘いマスクの好青年……。
コンラッドのスーツの着こなし、おしゃれだったよね。
モダンな感じで、1914年という時代背景を考えると少し時代を先取りしている感じはしたね。パンツも細めのハイウエストで。
そうそう。
ハリス・ディキンソン曰く「これほど多くの衣装合わせをしたことはなかった」とのこと(笑)。
主要人物のシャツの台襟が低いのも気になった!
逆に脇役たちは台襟を高く製作したらしいよ。そっちの方が主要人物が際立つから、と。
ちなみにシリーズを通して登場する、ロンドンのサヴィル・ロウにある高級テーラー店「キングスマン」は
実際にサヴィル・ロウ11番地に存在する老舗テーラー「ハンツマン」が舞台だそう。
しかも監督はハンツマンのロイヤルカスタマーらしい。
どうりでスーツや衣装にこだわりを感じるわけだ。
時代考証に基づいた軍服やスーツへのこだわりは本編はもちろん、ボーナス・コンテンツのインタビューを見ればよくわかるよね。
今作の主要人物といえば、オックスフォード公と息子のコンラッド。
オックスフォード公のあらゆる動機は、コンラッドだなと感じた。
どういう意味?
息子が過ちを侵さないようにありとあらゆる手を使うけど、息子はその必要がないと証明しようと躍起になる。
現実世界の親子関係でもよくある話だね。
そうだね。
スパイ映画ではあるんだけど、大人であり1児の父であるオックスフォード公の成長と喪失の物語なのかな、とも思ったよ。
今作はキングスマン風の歴史と向き合ったストーリー構成も見どころだよね。
そうだね。
戦争というテーマを据えた意図について監督も言及している。
第一次世界大戦の恐ろしさを表現することや、その実態に近づくことは非常に難しい。(中略)子供たちには狂った人間が世界を支配してしまうと、物事があっという間にコントロールできなくなるということを知ってもらいたい。
ーマシュー・ヴォーン
ボーナス・コンテンツでも退役軍人協会や、イギリスで毎年行われている戦没者追悼行事「リメンバランス・デー」などが取り上げられているのも見どころのひとつ。
ボーナス・コンテンツも充実した内容ばかりだから、本編と一緒に見てほしいよね。
今作に登場する軍隊のモデルとなったキングス・リヴァプール連隊は兵卒階級を「キングスマン」と呼んでいたらしくて。
物語には直接的に絡まないけど、興味深い小ネタだね。
ボーナス・コンテンツもそうだけど、制作陣が真剣に歴史に向き合い、徹底的に史実を調べてから本作に取り組んでいるのがわかるエピソードだなと思った。
私は、今作の「全世界の親が君のような人だったら戦争は起こらない」という台詞がとても印象に残っていて。
見逃しやすいワンシーンだけどとても大事なカットだと思った。
今の時代だからこそ、何度でも観返したい1本だよね。
そうだね。
「キングスマン」シリーズらしい痛快なアクションシーンと重厚なストーリー構成の絶妙なバランスが魅力的な作品だな、と。
時代考証に基づいた衣装にも力が入っているので、映画好きはもちろんファッション好きも楽しめるはず!
家族でわいわい観るのも良し、パートナーと前2作の繋がりを考察しながら観るのも良し、1人でじっくりと楽しむのも良し。
「キングスマン」シリーズファンはもちろん、まだ「キングスマン」の世界観に触れていない人にもおすすめしたいね!
■『キングスマン:ファースト・エージェント』ブルーレイ+DVDセット、4K UHDが発売中!
世界中にファンを持つ「キングスマン」シリーズの最新作の舞台は1914年。キングスマン誕生の前日譚を描く今作は、キングスマンの世界観を知るためにはピッタリな1本。出演俳優や監督のインタビュー、アクションシーンの撮影秘話、メイキング映像など、舞台裏を収録したボーナス・コンテンツはファン一見の価値あり!
『キングスマン:ファースト・エージェント』デジタル配信中(購入/レンタル)ブルーレイ+DVDセット発売中。発売:ウォルト・ディズニー・ジャパン
■『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』ブルーレイ+DVDセットは4月27日発売!
ファンの熱量も高いウェス・アンダーソン監督の最新作。舞台は20世紀フランスの架空の街にある米国新聞社の支局で活躍する、一癖も二癖もある才能豊かな編集者たち。ストーリーは三部構成で、画面のいたるところにウェス・アンダーソンらしいユニークな演出が散りばめられています。今回発売されるブルーレイ+DVDセットは初回限定仕様!劇中に登場するストーリーをイメージした4種のオリジナル・miniステッカーが封入されています。
※サイズ:142mm×100mm
※在庫がなくなり次第ステッカーのない通常版に切り替わります
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