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【今週のマストチューン】トム・ヨーク、Koji Nakamura、BASI〜6月第4週〜

 トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSANP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。6月最後の週は、来月に迫ったフジロックに出演するビッグネーム トム・ヨーク(THOM YORKE)、ナカコーの愛称で親しまれる元スーパーカーのKoji Nakamura、前作から2年2ヶ月ぶりのアルバムをリリースしたBASIをセレクト。

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トム・ヨークが2010年代の活動を締めくくる最新ソロアルバム

 伝説的ロックバンド「レディオヘッド(Radiohead)」のボーカル トム・ヨーク。言わずと知れたロック界のビッグネームは、10年代の主要な音源作品に絞ってもソロ2作目の「Tomorrow's Modern Boxes」や、レディオヘッドとしてリリースした「The King of Limbs」と「A Moon Shaped Pool」の2作品に加え、初の映画サントラを手掛けた「Suspiria」など精力的かつ広範にわたり活動しています。6月20日に突如リリースが発表された最新作「ANIMA」はそんな2010年代の作品における最終地点となるアルバム。プロデューサーは長年タッグを組んできたナイジェル・ゴドリッチが務め、アートワークも盟友スタンリー・ドンウッドとドクター・チョックが手掛けており、まさに鉄壁の布陣で放たれた1枚です。過去のアーカイヴ音源も含む豊富なサンプリングやループ素材をナイジェルがコラージュし再構築したものを基盤に、シーン最前線のビートとシンクロしながら制作された楽曲の数々は聴き手を魅了します。アルバム解禁に合わせて、映画監督ポール・トーマス・アンダーソンによる同名の短編映画「ANIMA」もNetflixで限定公開中なので、こちらも要チェックです。

構想5年、ナカコーことKoji Nakamuraによる最新作

 バンド「スーパーカー」の作曲の主軸を担っていた中村弘二が2005年のバンド解散後、ソロプロジェクト「iLL」や「Nyantora」、バンド「LAMA」での活動を経て2014年4月に始動させた自身の集大成プロジェクKoji Nakamura。2017年4月よりスタートしたストリーミング限定でプレイリストを発表する"Epitaph"プロジェクトがついにCD化しました。前作「Masterpeace」から構想5年。ノンビートの様々なテクスチャが重なり合うトラックの上に、 ナカコーの声が自在に飛び交う上質なリスニングアルバムです。ストリーミングとは一味違ったアルバム「Epitaph」はしっかり向き合って聴き込むことで作品の本当の良さを感じられます。

昨年公開したMVが再生回数300万回超え、BASI待望の6thアルバム

 この1年間で、ソロ作品以外にCharaとのコラボホ曲「SweetNightFever」ををはじめ、LUCKYTAPESやサイプレス上野とロベルト吉野といった様々なアーティストの楽曲に参加するなど、幅広い世代と様々なジャンルで絶大な支持を得ているBASI。昨年10月にリリースした「愛のままに feat. 唾奇」のMVはYouTubeで約320万回再生を記録し、シーンで存在感を放っており、2年2ヶ月ぶりの6thアルバム「切愛」はファン待望の1枚です。客演には唾奇、SIRUP、鎮座 DOPENESS等を迎え、楽曲提供でKai TakahashiやOlive Oil等が参加。総勢16人のアーティストが集結し、強力なバックアップに支えられたBASI渾身の新作はヘッズ必聴です。

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