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【今週のマストチューン】サカナクション、IO、ブラック・ミディ〜6月第3週〜

 トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け――毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSANP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルをピックアップします。6月3週目は、約6年ぶりとなる7thアルバムをリリースしたサカナクション、総勢16名のヒップホップクルー キャンディタウン(KANDYTOWN)の主要メンバーの一人であるIO、来日ツアーが決定し注目を集めるバンド ブラック・ミディ(black midi)セレクト。今回はモデルとしても活躍する若手ラッパー テヤン・ボーイ(Taeyoung Boy)も番外編として紹介します。

まるでアート作品、ジャケットまでこだわり抜いたサカナクションの最新作

 サカナクションがリリースを延期していた約6年ぶりとなる7枚目の新作アルバム「834.194」をついに完成させました。今作は2013年以降、フロントマンの山口一郎が苦悩の末に最前線からドロップアウトするために制作したという「グッドバイ」をはじめ、「新宝島」「多分、風。」などのシングルを網羅しつつ、さらにカロリーメイト 「考えつづける人」篇CMソング「ナイロンの糸」、♬SoftBank music project「速度制限マン」篇CMソング「忘れられないの」など新曲を収録した2枚組。ジャケットアートワークは「ネルホル(Nerhol)」が手掛けるなど、ベストアルバム「魚図鑑」、LIVE Blu-ray&DVD「SAKANAQUARIUM2017 10th ANNIVERSARY Arena Session 6.1ch Sound Around」に引き続き、今作も"音楽ソフトのプロダクトとしての価値の拡張"、つまりストリーミングだけでは得られない価値を高めているとのこと。このアルバムを手に取り、聴き、見ることによって作品に込められたコンセプトを知覚する、アート作品のように完成度が高い1枚です。

IOが世界的ヒップホップ名門レーベルからアルバムをリリース

 シーンを代表するラッパーでありながら、アートディレクターやヴィジュアルクリエイターなど表現者として多彩な顔を持つアーティストIOが、世界的ヒップホップ名門レーベル「Def Jam Recordings」からアルバム「Player's Ballad.」をリリースしました。自身も所属するヒップホップクルー キャンディタウンとは一味違ったIOスタイルを披露しており、ソウルフルなサウンドを軸に全13曲を収録。メロウでセクシーなムードが漂った楽曲はゆっくりとお酒を飲みながら聴くのがオススメです。初回限定のフィジカルリリースは、CD、ステッカー、フォトカードなどがクリアなパッケージにより可視化できるユニークな作品となっているので、気になる人は早めに。

日本でも話題沸騰中のバンド ブラック・ミディのデビュー作

 アデル(Adele)やキング・クルール(KING KRULE)らを輩出した英名門校ブリット・スクール出身の4人組バンド ブラック・ミディ。メンバー全員が19歳か20歳で、結成からわずか1年にも関わらず、すでに来日ツアーも決定している注目の若手です。デビューアルバム「Schlagenheim」は縦横無尽に繰り広げられるサウンドが刺激的で、どのカテゴリーにも属さない新しさを感じられます。発売日前日の6月20日には新宿ゴールデン街のバー「EUPHORIA」でアルバムを一晩中流し続けるという試聴会を開催するなど、ユニークな活動で日本でも話題を集めています。

【番外編】テヤン・ボーイのサマーシーズンに向けたグルービーなEP

 「平成生まれの音と服」や「東京ストリートのチャンピオンズリーグ」などFASHIONSNAP.COMの連載にも登場したラッパー テヤン・ボーイ。ファッションブランドとのコラボやパーティーでのライブなどファッションも注目される若手が新作EPを発表しました。2月にリリースされた1stアルバム「HOWL OF YOUNGTIMZ」からわずか4ヶ月ほどでのリリースとなった4曲入りの今作は、プロデュースをMADが担当。本人曰く「サマーシーズンにちょうどよくて調子がいい」楽曲となっており、夏に向けてオススメしたい1枚です。

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