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【今週のマストチューン】ザ・ブルーハーブ、デイグロー、羊文学〜7月第1週〜

 トレンド最前線を行く者、音楽も最前線を聴け——毎週金曜日、最新アルバム・EPの中からFASHIONSANP.COMが独自の視点でピックアップする音楽連載「今週のマストチューン」。ジャンルを問わず、今注目したい3タイトルを紹介します。7月最初の週は、ジャパニーズヒップホップシーンにおいて唯一無二の地位を築くレジェンド ザ・ブルーハーブ(THA BLUE HARB)、1stアルバムから大きな成長を遂げた若手最注目バンド デイグロー(DYGL)、約7か月ぶりの新作を発表したスリーピースバンド羊文学をセレクト。

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結成から22年、ザ・ブルーハーブがセルフタイトルを冠した大作を発表

 結成22年、ジャパニーズヒップホップの草分けでシーンに絶大な影響を与えてきたザ・ブルーハーブ。4月には過去作品をデジタル解禁するなど、今年に入って目立った動きを見せてきたレジェンドがセルフタイトルを冠したアルバムをリリースしました。完全自主制作、フィーチャリングなし、全30曲。MCのILL-BOSSTINOとトラックメーカーのO.N.Oが目指し続けてきた2枚組のアルバムを作るという大きなハードルを超えて、ついに完成させた大作です。トレンドを追うことなく、己の道のみを信じて歩き続けてきた彼らのストレートで男気に溢れた新作は、聴くたびに胸が熱くなるような情熱を感じられる1枚です。

拠点をイギリスへ移し、バンドの第二章を迎えたデイグローの2ndアルバム

 1stアルバム「Say Goodbye to Memory Den」の発表以降、アジアを股に掛ける初の大規模ツアーを経て、欧米諸国を含むフェスをはじめ、様々な舞台を経験し成長したデイグロー。若手注目株の筆頭である彼らは環境を整えるために拠点を日本からイギリスに移し、バンドの第二章を迎える2ndアルバム「Songs of Innocence & Experience」を発表しました。プロデュ―サーに、Palma VioletsやYuck、Childhoodの作品を手掛けてきたRory Attwellを迎え、60年代後半から70年代にかけてのサイケデリックなプログレッシヴ・ロックやポストパンクといった、ロックのアーカイブを反映。シンプルでストレートな強さを持った楽曲は健在ながらも、これまでになかったジャンルにも挑戦し、新しいバンドサウンドを感じられる作品となっています。

羊文学によるガーリーなムードが満載のフレッシュな新作

 ロングセラーの1stアルバム「若者たちへ」に続くデジタル限定シングル「1999」がスマッシュヒット。各種サーキットイベントでは軒並み入場規制、ワンマンライブもソールドアウトとノリにノッた絶好調の羊文学から新作EPが到着しました。"女の子"というテーマで音を鳴らすことで本当の自分を認めることに挑んだ今作。メロディはいつにもまして軽やかでポップな印象で、気だるさと緊張感が同居するボーカル 塩塚モエカの歌は繊細でありながらもパンキッシュな攻撃性も秘めています。

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